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リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
第五十九話 僅かな和解
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メールアドレス知らない?」
京「え?私が知ってますけど…」
京はD-ターミナルをミミに差し出す。
受け取って、ミミは賢にメールを打ち始めた。
京「何してるんですか……?」
ミミ「きっと、彼もD-ターミナルを持っているわよね。だったら……賢君を呼べば大輔君も来てくれるはず」
京「あいつに助けを!!?」
ミミ「そうよ、いけない?」
京「いえ…、でも来るかどうか…。大輔も…」
嫌味に聞こえないのは、ミミが持つ真っ直ぐさからだろう。
だが、京は彼女のように素直にはなれなかった。
そして完全に決別した大輔が来てくれるかどうかも分からない。
タケル「もし、来なかったら……」
ヒカリ「倒すしかないのかしら…大輔君達がやったように…」
京「大輔達がやったように…?」
ヒカリの言葉で、前回の出来事が京の脳裏を掠めた。
躊躇いなくサンダーボールモンを殺した大輔達。
伊織「僕は嫌です!!どんな理由があっても、デジモンを殺すなんて絶対に!!」
京「そ、そうよね…」
ヒカリ「でも…」
ヒカリの呟きに全員がヒカリを見遣る。
ヒカリ「私達はキメラモンを殺すのを大輔君に押し付けたのよ…全部…」
ヒカリの言葉に全員が沈黙した。






























そして賢はミミから来たメールに表情を引き締めた。
賢「ここから大分離れた街にあれが…ダークタワーデジモンが現れたらしい」
この時期にそんなことをするのはあの女が生み出したダークタワーデジモンだ。
はやて「けど、どないするんや?スティングモンとエクスブイモンがフルスピードで飛ばしても少し時間がかかるで?」
ダスクモン[俺が行く。俺ならお前達より遥かに短時間で街に着ける。]
大輔「じゃあ…融合…試してみないか?一応、データはあるんだし、出来るかも」
ダスクモン[…好きにしろ]
大輔「分かった…ユニゾンエボリューション!!」
大輔とダスクモンが融合する。
少しの間を置いて、大輔の意識が浮上した。
大輔『…どうやら、大丈夫のようだな』
ダスクモン[ふん、精々俺の力に振り回されないことだな]
エクスブイモン[俺達もすぐに追い掛けるから、急いでくれ]
ダスクモン[ああ]
ゴーストムーブを使用する。
瞬間移動の技であるゴーストムーブは短距離しか移動出来ないが、連続の使用が出来るため、瞬く間に、街に辿り着いた。
大輔『………』
ゴーレモンと戦っているシュリモン達。
そしてそれを見ているタケル達。
大輔『俺がやる…やらせてくれ』
ダスクモン[いいだろう。だが少しでも情けない戦いをしたら、すぐに入れ代わるぞ]
主人格をダスクモンから大輔に入れ換え、ゴーレモンに襲い掛かる。
ミミ「あ
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