第五章
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まだったがこう彼に返した。
「また何でそんな」
「いや、何か自然に身体が出たんですよ」
笑ってこう話す内山だった。
「自然にね」
「自然にって」
「円満さんがこけたのを見てそれでだったんですよ」
「飛び出たっていうんですか」
「あれですかね。わしにも戦友意識があったんですかね」
屈託のない笑みでそれを述べるのだった。
「それでまあ」
「私をですか」
「そうじゃないですかね。まあ助かって何よりですね」
「ええ、有り難うございます」
また礼を述べてから彼に言うのだった。
「御礼は」
「ああ、そんなのはいいですよ」
しかし彼はそれは笑って断ったのだった。
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