本編
第八話 会議からの・・・
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間人の避難及び物資の運搬・処分を憲兵隊と協力して進めてくれ」
「はっ」
「他に何か報告することはあるか?」
委員長らを見渡したが、特になさそうなので閉会して会議室を出た。
西暦2115年 8月 16日
ペルシャール・ミースト
眠い
今日は12時ぐらいまで軍のお偉方と色々と話し合っていたから眠い。
俺は心の中で”眠い眠い”と連呼しながら玄関のドアを開けた。
俺が住んでいるのは首都郊外の丘にある邸宅で、丘は全部庭。俺がここに住んでいるということは一部の者しか知らない。公式にはギリデルバ兵器開発社のオーナーがすんでいるということになっている。
ギリデルバ兵器開発社は地上兵器を開発、製造している国内9位の大企業だ。俺の親戚のシャイデン爺さんが社長を務めているので、そのことは軽く了承してくれた。
本当は大統領館に住んで、そこで執務などをするのだが、俺がいろいろ悪法とかを廃法にした結果、一部の武装組織が度々プレゼント(爆弾の類)や訪問(襲撃)をしてきたので、安全のためにこっちに住んでいる。
「ペルシャールさん今日遅かったですね」
俺がドアを開けて家に入るとセレステアたちが玄関まで走ってきた。
俺はただいまと言うと自室に行って荷物を置くと、リビングに向かった。
これはテレビを見るためでもなく、飲酒するわけでもなく、セレステア達の通う学校の話を聞くためだ。
セレステアとアリシアが通う学校は私立ナリコリア中学校。クロイツェルが通っているのはその隣にある私立ナリコリア小学校。主に政治家や大企業お坊ちゃんやお嬢ちゃんが通う最高ランクの学校である。
最初は彼女たちが普通の生活を送っていることも考えて普通の一般的な学校に通わせようとしたのだが、ハイドリヒがそれだと警備がしづらいと言ってきたので、仕方なくナリコリアに入学させた。
一応一通りの作法やマナーは教えたので今のところは上手くいっているらしい。彼女たちが俺の子供だということは実は誰も知らない。入学させるときもハイドリヒが裏ですべてやってくれていて、教師たちももちろん知らない。これは万が一彼女たちが俺のことどもだということがばれた場合、めんどくさい金持ち連中が集まってきて彼女たちにも被害が及ぶ可能性があるからだ。(まあそんなことがあったら全員SSに逮捕させるけど)
今日は社会でやった授業の事についてだった。
「ペルシャールさん、この国って君主制から民主共和制になったんですよね?今日社会で習ったんですけど」
セレステアが質問してきたので答えた。
「ああそうだ、建国時は君主制だったんだが、初代皇帝がテロで亡くなって家族も全員その時に亡くなっちゃったせいで後を継ぐ者が誰もいなくなった。この国には貴族制度がなかったからほかに人を立てるわけにもいかず、その翌年に
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