ピンチ…!?
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「多分上にぶっ飛ばした」
そう言って俺たちが顔を空に向けると…
「あれ何…赤虎………」
「さ、さあ?」
「なんか落ちて来てない?」
「………落ちて………来てるな」
「ここ危なくない?」
「大丈夫だろ、こっちに落ちてきてな………来た」
「「逃げろー!!」」
俺たちはそこから猛ダッシュで離れそこに落ちてきた物に目を移した。
「なんじゃありゃ………」
「あたし達の竿を咥えてるよ!」
「あれがさっき渚の竿に掛かって居たのか…そら重いわ…」
俺たちが釣り上げた正体は2メートル程の巨大なザリガニだった。
ぐうぅぅぅぅぅ〜
俺と渚の腹が鳴った。
「あれ狩れば一週間持つんじゃね?」
「うん、持つと思うよ、あと意外に旨そうだし」
川に帰って行こうとする巨大なザリガニを俺たちは逃さなかった。
「こっちは腹が減って死にそうなんだよ!大人しくしとけ!」
「恨みは無いけど、覚悟ぉぉぉ!」
俺は高く飛び上がり近くの岩を蹴り、スピードをあげて突進する。
「くらえぇぇぇ!流れ星!」
俺の煉獄刀がザリガニのハサミを斬り落とし怯ませた。
「渚!」
「うん!暁流2の型 桜花!」
渚はザリガニに刀を向け斬りかかる。
「はあぁぁぁぁ!」
渚は左から斬りおろし、その勢いのまま回転し右上に斬り上げた。
「せいっ!」
渚は斬り上げたあとザリガニなら離れた。
「ギィィィィィィ…………」
とザリガニは呻きながら絶命した。
「やるな渚!」
「えっへん!」
渚は少し胸を張りながら呟いた。
そして俺は気付いた。
「このザリガニ狩ったのは良いけど、デカイよなどうやって運ぶ…?」
「た、確かに……どうしよう…」
「…まあしょうがないな、ここにまたテント張るか」
「それしかないよね…」
「腹も減ったし、食べようか!」
「うん!」
俺たちは今日はここでテントを張り
まずは多分明日着くであろうガイン村に向けて眠ったのだった。
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