泥棒の王と二人の勇者その三
[8]前話 前書き [2]次話
幸い、ナイフはキリトの頬を掠めるに留まった。酷い怪我だが、致命傷にはなっていない
「須郷!手前ェェェェ!」
完全にブチ切れた。絶対に許さねぇぞ!須郷!
「らぁぁぁぁ!」
奴の右膝に回し蹴り、バランスを崩した所に顔面のど真ん中に右ストレートを叩き込む。奴の鼻が潰れた鈍く不快な感触が右手を包み込んだ。その勢いを利用して渾身の左アッパー、奴の体が少し宙に浮き、ぐしゃりと背中から落下した
「まだだ・・・キリトを傷つけた罪、アスナ達三百人ものプレイヤーを弄んだ罪、何もかもここで償わせてやる」
奴が吹っ飛んだ際に取り落としたナイフを須郷に突きつける
キリトが手早く須郷を縛り上げ、病院に入る。須郷の話を聞いて看護師が離れた後、カードキーを勝手にとってアスナの部屋を目指した
「ほれ、行ってこい、大丈夫だ、覗き見なんてしないから」
勿論大嘘である。録画の準備も万端だ。
「おお、あんなに美人の子とチューしてるよキリト君、以外に大胆だねー」
いつの間にか安岐ナースがいた。巡回中なのか、近くにワゴンがある。
あ、やばいキリトに気づかれた!
「結局覗いてるじゃん!つか何録画してんだお前!」
[8]前話 前書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ