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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
やらかした代償
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掛け、人同士で不幸を与え合う……あ゛〜、胸糞悪い!」
「そうですわお父様!私もお手伝い致しますぅ!」
うん!まったくお父様の言う通りですわ!
その所為で私はサマンオサで、酷い目に遭いっぱなしなのです!
責任取れコノヤロー!
「イオナズン!!!!」
私はやっとストレス地獄から解放されました…
魔法を唱え終え、大きく息を吐き、晴れやかな気持ちで辺りを見渡す…
目の前には美しい青空が…
おや?
城内に居たはずなのに、青空って………?
音を立てて崩れる瓦礫…
も、もしかして…私のイオナズンでお城吹き飛ばしちゃった?
「や…やりすぎだよ、マリー…」
まだ血が足りないウルフが、更に顔を青くして私の行為にツッコミを入れる…
「ちょ…リュカは!?…もしかしてリュカまで吹き飛ばしたんじゃ無いでしょうね!」
え!?
う、嘘!?
ヤバイ…マジでヤバ過ぎるわよ!!
違うの…お父様を殺すつもりは…いやマジで!
ど、どうしよう…
「ぼ、僕は此処…」
お、お父様の声が!
僅かに残る瓦礫の中から、埃まみれのお父様が顔を出す。
よ、良かった〜…
私は本心から胸を撫で下ろした。
そしてお父様とお母様に、こっぴどく叱られる事も覚悟した!
当然だ…1度は海でエコナさんを遭難させ…そして今度はお父様の命を吹き飛ばしかけ…
学ばない事夥しい…
「ちっ!」
しかし、お兄様が残念そうに舌打ちをする。
「…今お前『ちっ』つったろ!」
勿論それに反応するお父様。
「…いえ…『ホッ』の間違いでしょう。大切なお父さんが無事で、本当に良かったと思ってますから」
ニヤニヤしながら答えるお兄様。
珍しくボケとツッコミを逆転させる我が父兄。
「まったく……何でこんな息子に育ってしまったのか……?」
お母様やアルル様も大爆笑。
どうやら私はお兄様に救われたようです。
お兄様ありがとう。
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