標的7 沢田綱吉 VS ジェラート
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突然の襲撃にツナ対応する術もなく塀に叩きつけられた。衝撃で塀が砕けた。
「ツナ君」
「ツナさん、な、なんですかこのデンジャラスな人は?」
二人はツナが襲われたところを見て動けなくなっていた。
「いちいち騒ぐな、めんどくせえから二人ともここで始末してやるよ」
ツナを叩きつけた二振りの剣で二人を襲おうとした瞬間
ガラッ
ビュオオオオ
「ちっ」
塀のガレキが男めがけて飛んできた。
ボウッと額に炎を灯したツナの攻撃だった。
「やっぱあれくらいじゃやられねえか、さすがだな」
「その二人は関係ない、お前の狙いはオレだろ?掛かってこいよ」
「ツ、ツナ君?」
二人はツナの無事にホッとした。
余裕をかますツナだが男もまた余裕だった。
「じゃあ遠慮なく」
それと同時に男の刀に赤い死ぬ気の炎が灯った。
「な、なに?死ぬ気の炎だと」
この時代ではまだ発見されたばかりであり、それを知る者自体そんなにいないはずなのに。
「お前、一体?」
「そういや自己紹介がまだだったな、オレはフィルマーレファミリー最高幹部『真6神官』の一人、ジェラートってんだ、お前のとこでいう『嵐の守護者』ってとこだな、よろしくなボンゴレ10代目、お前の実力、見せてみな」
ツナに嵐の炎を纏った刀が襲い掛かってくる。
「・・・・・・・」
ツナは刀を手で受け止めた、迫りくるもう一つの刀も受け止めた。
そしてそのまま反撃しようとするが ・・・
「!?」
(動かない)
ツナが全力を出してもジェラートどころか刀すら微動だにしない。
「この程度か」
ツナは刀を手放し、すかさずジェラートの懐に入り、強烈なパンチを放った。
いきなり刀を離されたジェラートは体勢を崩し、ツナの攻撃のお腹に炸裂する。
「うぐっ、痛ってー」
しかし、ジェラートは不敵な笑みを浮かべた。
「そうでなくちゃおもしろくねえ、どんどん来い」
「ハア」
さらに大きい炎が灯った刀を振り回し、攻撃をしかけるジェラート。そのままでは確実に攻撃を受ける位置にいたが、ツナはそこを動かなかった。
「もらった」
ドカッ!
二振りの刀がツナを直撃し、大きな衝撃と煙りが立ち上がった。
キュアアアアア
謎の音と共に煙りと刀に纏った炎が消えた。
「なっ、炎が吸収された」
「零地点突破・改 白刃取り!!」
驚いてジェラートに隙が生まれた瞬間をツナは見逃さなかった。
「次はオ
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