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東京喰種√B
『彼』
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もね。
他には?」
「『彼』の仲間と名乗る奴等が・・・次々と次々と17区にやって来た」
「仲間ね〜〜〜。
その仲間って奴等も蒼色の瞳なのか?」
「違う」
焦った表情で冷たい眼差しで呟いた。
「あ?」
野田の口調が感に触ったのか幹凪はキレタ口調で言う。
クインケ『千本桜』を展開、戦闘態勢で構えた。
「口に〜は気いつけろ?
お前の命は俺達が握ってんだぜ?」
目が腐ってる。
災厄の笑で威嚇、普通の人間が見たら肝を抜かす程の眼光は鋭い。
が、喰種 野田 秀夫は動じない。
「アイツは・・・異常なんだ・・・俺達に興味を抱かず人間だけを殺す。
殺して殺して殺して殺して殺して食い殺す。
最後に心臓を貫いて引き抜く」
「知るかよ。
お前達の世間事情なんて知んねぇよ」
「人間が殺されてるんだぞ!?
お前らの仲間だろ!」
偽善者ブリの発言にイラツキを覚えた幹凪は野田の顔面を右手で掴んだ。
予測体重70キロの男性を右手で片手で幹凪は持ち上げた。椅子に固定され身動きを封じられた野田は抗う。
無駄でも抗う。抗う野田を見て幹凪は最高の笑を零す。
「人間?仲間?人類?
笑わせんな」
「な、に?」
「俺は自分以外の生物に興味ねぇんでな〜。
仲間意識なんて知らねぇよ(笑)」
凄まじい怪力で野田の顔面が変形する。
原型をギリギリで留め喰種がギリギリ生命活動出来る中途半端で余計に力が入る。
「あれ?
死んだ?」
右手で掴んだでいた喰種をゴミの様に地面に捨てる。
「大した情報は・・・得られませんでしたね〜」
「君は・・・・本当に・・・まぁ、良い」
約束は守る。
地面に這いつくばっている喰種は生きている。
僅かだが感じる心臓の鼓動、済まないと小さな声で囁く様に耳元で言う。
「さて、本部に戻りますか?」
暗闇の部屋に光が満ちる。
重く重い扉の向こう側は廃墟に通じる廊下、喰種が身を隠すには適した地形で野田は寝ている最中に捕獲した。
自問、拷問混じりの会話で『彼』に繋がる情報が入手出来た。
野田 秀夫には感謝している。
「ああ、本部に戻ろう」
閉ざされた扉の先は私達には似合わない世界だ。
血で薄汚れた二人の人間は進む。
喰種『彼』を殺す為に




















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