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双子の勝負
第一章
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がらも野球をしている二人だった、しかし二人はそれぞれタイプは違うが実力は本物であり。
 甲子園にも出て活躍した、そしてその活躍が注目されて。 
 プロにもドラフトでスカウトされた、とはいっても日本プロ野球機構の組織ではなく八条グループが運営している八条リーグの中でだ。
 恒夫は福岡のチームに、秀巳は大阪のチームにそれぞれドラフト一位で入った、この時恒夫ははしゃいで自宅で言った。
「よし、福岡を日本一にしてやるぜ」
「日本一になるのは大阪だ」
 すぐにだ、秀巳は目を怒らせてその恒夫に言い返した。
「俺が入るんだからな」
「シリーズで俺に決勝アーチを打たれて負けるんだな」
「負ける筈がないだろ」
 秀巳は目を怒らせてだ、恒夫に言い返した。
「俺が兄貴に打たれるか」
「そう言って結構俺にホームラン打たれてるよな」
 これまでの練習においてだ。
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