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夏ノゆウ暮れ そろいシ英ユウ 果てナきカナシミ
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呑まれて倒れこむ―――――。

(謎ばっかりだ・・・・!)

何もできない自分にイラついていると、キイイイイッという音が響いていることに気付いた。

向かっているのは・・・ここだ!!

「本郷さん、何か来ます!!」

本郷も気付いたようだ。

窓を開け、確認する。そこに来たのは―――――

(スカル・・・ジョーカー!?)

それに――――――

「ライトさん、リンさん!!」

SPIRITSを発動し、完全開放して全員を受け止める。

(この・・・匂いは―――――)

電子及び放射能。全員を担いで、本郷へと叫ぶ。

「本郷さん、怪我人です!!全員、優先度A、レッド!!」

本郷が駆け出し、集中治療室が開く。

「治療ポッドは開いている!急ぐぞ!!」

「了解!!」

火傷の痕。そこで一つの謎が浮かび上がる。彼らはなぜ、肉体を持っているのだ?

あちらの世界のSAOが終わったという話は聞いていない。

なのに・・・何故?

集中治療室に駆け込み、怪我を確認をする。

三人の確認を完了・・・残るはリンのみ。

服を破って、体を見る。

「あ・・・・」

ユキは言葉が出なかった。

全身に複雑骨折、火傷、腹部は大きく傷つき、血が漏れだしている。

「本郷さ・・・ん。どうしましょう・・・?」

顔を青くし、蒼白な顔でユキは本郷に問うた。

本郷は目を瞑り、苦い言葉を吐き出した。

「私達と・・・同じ存在にするしかない」

「・・・・リカバーキャメルは?」

「無理だ・・・!アマダムを入れればいいかもしれないが、彼はアマダムに選ばれてはいない・・・!!」

自分達と同じ存在・・・否、怪物、化け物。

その宿命に、彼を突き落す。

「―――――っ!!」

耐え切れないのは――――本郷の方だ。

また自分と同じ存在を造り出す。

罪に押しつぶされそうになりながら、彼は電話を手に取った。

(じん)・・・急患だ。来てくれ・・・ッ!!早く!!」

手術室のドアが開かれる。手術用の服装に着替え、神を待つ。

周りには、さまざまな機械。

これが・・・リンの人間としての『何か』を壊していく。

(すみません・・・!!)

神が室内に入って来る。

(すみません・・・!!)

ユキは涙を流しながら、『改造手術』を始めた―――――。

特別性の、怪人すらも眠らせる麻酔。

全身の骨という骨をG4システム発案の骨格へ。

神経はスーパー1と同じように、機械神経と生体神経。

しかし―――――全員は、ココで大きな壁にぶつかった。

まず一つ目。彼の血が、人間に流れるソレではない事。


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