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イズした、初代クウガであるリクの力。

その力を投入することで、アルティメットフォームへの変身が可能になった。

「・・・おい、お前」

二人の内の一人が口を開いた。

「その子・・・操ってんのか?」

「うん。そうだよ」

少年の言葉は、怒気を帯びていた。

「じゃあ・・・・斃しても問題ねぇよな」

「行くぞ・・・ライト」

「了解」

『サイクロン』『ジョーカー!!』

『エクストリーム!!』

「「変身!!」」


Rエクストリームに変身した二人は、戦闘を開始する。

「Wに似てるねぇ・・・別世界のライダー、かな?」

「へぇ、分かっちまうもんか?」

「わかるよ・・・だって、戦ったことあるもの。別世界のそのライダーと。殺したけどね」

「さぁ・・・あなたは頭を揺さぶってくれるかな?」

「直接戦ってねぇ奴には言われたくねぇな・・・!!」

『ドライブ!!』『ユニコーン!!』

ドライブユニコーンになったRは、一角獣の如き貫通力を纏った拳を、クウガに叩きつける。

「―――――固いなぁっ!!」

ライトが状況を切り抜ける術を考えているうちに、リンが拳を打ちつけるが、クウガの凄まじき拳に弾かれていく。

「・・・・」

無言のクウガは手をこちらに向けた。

(―――――っ、まさか?)

「グアアアアアアア!!??」

パイロキネシス。体を中から燃やし尽くすそれに苦しんでいると、ふと、彼は気づいた。

何故、痛みを感じる?まさか・・・まさか。

現実の体であることに気付いた二人は、どうにか逃げようとする。

クウガはプラズマを拳に纏わせ、Rに叩きつける。

吹き飛ばされ、とどめの一撃が放たれようとしたその時―――――

「アオオオオオオオオオオオンッ!!!」

獣の絶叫が響き―――――――

『スカル!!マキシマムドライブ!!』

骸骨の英雄が現れる。

紫色の骸骨が放たれ、クウガに向かうと、骸骨がクウガを噛み砕いた。

クウガの瞳が光を失い、棒立ち状態になる。

「アン・・・タは・・・・」

「・・よく頑張ったな」

骸骨の英雄、仮面ライダースカルは帽子を深くかぶり、獣、ユキの相棒である『ジョーカー』に二人を任せて立ち上がる。

「さぁ・・・お前の罪を数えろ」

ハートは言った。

「罪、ね・・・記憶が少しないからわからないけど・・・」

みるみる姿を変えながら、ハートは言う。

「今更数えきれるもんじゃないよ」

20歳位の見た目になったハートは、専用武器デッド・オア・アライブを自動操作に設定すると、パージして後ろへと放り投げる。

「・・・私の真の力、見せてあげる
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