第六章 颶風の巫女
第5話 逆攻略
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その時、二人は彼氏彼女のような関係に見えるぐらいにいい表情をしていた。
それこそ、争い(デート)を忘れるぐらいに。
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何で二人は戦っているんだろうと、思う時があった。
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士道、夕弦組と合流した上条、耶倶矢組はスイカ割りをやろうという話になった。
と、そこに十香と折紙がやってきた。
十香「おおー、シドーではないか。当麻も一緒なのか」
折紙「何で八舞姉妹と一緒にいるの?」
士道「いやー……ちょっと道に迷って……」
令音「やあ、元気にしてるかい?」
上条「あ、令音さん」
耶倶矢「それよりも、闇と深緑に染まりし球はどこにある」
夕弦「要約。スイカのことですね」
令音「……申し訳ないが、スイカを用意するのを忘れてしまってね。代わりと言ってはなんだが……ビーチバレーとかはどうだ?あそこにビーチバレーのセットを用意してある」
……と、言うわけでビーチバレーが始まった。
耶倶矢&夕弦&士道、上条&十香&折紙の対決という謎のタッグ (もちろん、令音が仕組んだ)になったが……
八舞チームはチームワークが悪かった。
ボールを拾い損ねるたびに八舞が喧嘩して……全く、仲良くやってくれよ。
十香「ふ、なんだ、耶倶矢と夕弦も大したことないな」
折紙「期待はずれ。この程度で私に挑もうなんて身の程知らず」
上条「不幸をもたらす上条さんがいるチームに点をとられるなんて、恥以外の何でもないですよ?」
『………』
3人の煽りに、耶倶矢と夕弦は目を細くした。
耶倶矢「ねぇ、夕弦」
夕弦「返答。なんでしょう?」
耶倶矢「……やっちゃう?」
夕弦「同調。やっちゃいます」
何だろう、嫌な予感がする。
そんな2人を気にする気など全くない折紙と十香は位置につき、折紙は美しいフォームで隅にボールを放ってきた。
耶倶矢「夕弦!」
夕弦「応答。わかっています」
夕弦がギリギリで滑り込みレシーブをする。耶倶矢はそのボールを打ち上げて相手コートに戻した。
そのボールを上条が打ち上げ折紙が軽やかにトス。そして十香が高く飛び上がった。
十香「おおッ!」
耶倶矢「士道!止めろ!」
士道「ーーッ!?」
士道は慌てて手を組み合わせるが、悲しくも、十香の鋭いアタックは一直線に士道の顔面に突き刺さった。
士道「ぐえっ!」
この瞬間、士道の意識はシャットダウンされた。
それでも士道に当たったボールは空高く舞っている。
夕弦「賞賛。ナイスです。耶倶矢」
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