R.O.M -数字喰い虫- 3/4
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人事でしかない。
彼女を心配したり同情する感情より、小さな不審感の方が上回る。
訳が分からないまま、とりあえず泣いている女の子を避けて部屋の外に出ると、何やら物が雑多に置かれていた。何とはなしにその一つを拾い上げ――ふと気づく。
「あれ、この時計……デザインは可愛いけど壊れてる。何で壊れてるんだろ……?」
自分の名前は思い出せないのに数字は分かるのか、と、不思議な気分になった。
他に特別な感情や感慨は、何も感じなかった。
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