暁 〜小説投稿サイト〜
新妹魔王の契約者〜龍剣使いの神皇帝〜
1巻
剣と神器×ラースとの契約
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や吸血鬼を聖なる祝福で弱らせるといった使い方をする祝福、伝説の魔物から魔法に至るまで様々な存在を意のままに操ることができる支配の七つだ」

「なるほど、だから一真さんの戦い方は様々な時に即時対応できるという事ですか」

「まあそういう事だな、次は籠手だな。ブーステッド・ギアスタンバイ!」

『Boost』

まあ聖剣エクスカリバーについては、先ほどの戦闘で分かったがこれについては語っていなかったのでその前に神器の説明からしたのだった。俺らがいた世界には天界にいた『聖書に記されし神』が作ったシステムで不思議な能力を所持者へ与える。与えられる能力は様々だが、発現するのに「使い手の善悪」は関係ない上、教会内でも神器の存在を知る者は上位者に限られるためか神の奇跡よりも「悪魔の業」と誤解され迫害を受ける所有者も多い。

「俺がいた世界にはこういう風な神器(セイクリッド・ギア)を持つ者は人間しか持てない事何だが、知っている通り俺も神だけどなぜか宿主になった。俺が持つのは、神器でも神すら滅ぼす事が可能な力を持つと言われる特殊な神器だ。神滅具(ロンギヌス)と俺らは呼んでいるが、こいつが例えでな。これには赤龍帝ドライグの魂を封印されている」

「赤いドラゴンと言えばお分かりでしょう、小型ドラゴンでいつも食事やら風呂で会っているはずです」

そう言ったらあの龍かと言ったら大正解だと言ってから、籠手の宝玉から声を発していたドライグだった。ドライグ曰く10秒毎「Boost(ブースト)」という掛け声と共に自身の能力が2倍になる事なので、さっきの戦闘で五回鳴ったから本来の力よりも十倍となった力を解放させた事になる。その時は「explosion(エクスプロージョン)」と発するが、あの時は小さく鳴っていた事。

「それとコイツの力は倍加だけじゃない、増加させた力を他者に譲渡する事が出来る。実際にやってみるとしようか、譲渡相手は万理亜でラードゥンの障壁で作られたのを拳で破壊して見せてみろ」

「では行きます。・・・・はあああっ!」

障壁を拳でぶつけてみたら、傷無しだったので今度は倍加を五回していたのを万理亜に譲渡した後に鳴ったのが「Transfer(トランスファー)」で発動したら、力がいつもより倍感じたので同じようにぶつけてみたら木端微塵となったのだった。驚いたのは澪と直接障壁をぶつけた万理亜本人だったけどな。

「という感じで、倍加をして己の力を高めるのと倍加して他者に譲渡できる事で他者の力を高める事が出来るという訳だ」

「これは驚きですね。これだったら今まで強敵だと言われてた敵でも倒せますね」

「もし私に譲渡したらどうなるの?」

「いつも使う魔力は素人レベルが、高濃度圧縮粒子開放みたいに魔力の濃度が高まるがそれについては鍛錬
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