二十九話 決着
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
紫色の煙は、白夜に集まった。
もう彼女の瞳には涙は無い。
その瞳の鋭さは、狂夜から受け継いだようだった。
そして彼女は『紫色』の魔力で一つ魔法を使った。
『滅鬼怒』
紫色の魔力とはまるで異なる巨大な白い球体は幻想郷を包み込み、それはまるで白夜だった。
そしてその球体は狂夜の『滅鬼怒』と正反対で、球体が触れたものは、再生していった。
裕海と狂夜の戦いで損傷した大地は再生していく。
一瞬でここら一帯が花畑と化す。
白夜は狂夜と神那のコートを取ると自分に着せた。
白夜は受け継いだのだ、
新月家の覚悟と意思を。
白夜は、ゆっくり立ち上がる
――私には狂夜がいる
その想いは、少女、白夜の心を何よりも安心させた
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ