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リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
第五十二話 二つが一つに戻る時
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思議なことにドクン…ドクンと心音が聞こえた。
それもこれは自分の心臓の物ではない。
隣にいる彼の心臓の音。
二人の鼓動が一つとなった。
二つのD-3は突然、輝きを発した。
D-3の輝きと共にまるで走馬灯のように記憶が脳裏を過ぎって行く。
大輔には賢の記憶。
賢には大輔の記憶。
そしてエクスブイモンとスティングモンにも変化が起きる。
エクスブイモン[エクスブイモン!!]
スティングモン[スティングモン!!]
エクスブイモン、スティングモン[[ジョグレス進化!!]]
混ざり合う二つの肉体。
次の瞬間、その場に居たのはエクスブイモンでもスティングモンでも無い別のデジモン。
竜であり、昆虫である姿。
パイルドラモン[パイルドラモン!!]
二つの声が重なり合う。
二つに分かれていた存在が再び一つとなったのだ。
エクスブイモンをベースに強固な昆虫型デジモンの甲殻を身に纏う竜人型デジモン。
そして、D-3のディスプレイにも、変化が起きた。
UNISON EVOLUTION SYSTEM 起動開始。
大輔と賢の身体が光に包まれ、パイルドラモンと融合する。
より強く、より負担を軽減するために。
フェイト「エクスブイモンとスティングモンが融合して…」
はやて「賢兄と大輔さんも融合してもうた…」
エテモン[なあにがパイルドラモンよ!!融合したからって、アチキに勝てるはずないでしょ!!ダークスピリッツ!!]
パイルドラモン[エスグリーマ!!]
パイルドラモンは腕からスパイクを出すと、暗黒球を切り裂いた。
エテモン[な、何ですってえ!!?]
驚愕しているうちにパイルドラモンのワイヤーがエテモンを拘束する。
幾重にも絡みつくワイヤー状の鉤爪がエテモンの動きを封じた。
懸命に振りほどこうともがくエテモンだが、その前にパイルドラモンの生体砲が向けられた。
パイルドラモン[デスペラードブラスター!!]
生体砲から放たれた極太のエネルギー波がエテモンに向けて放たれた。
とてつもない破壊力を秘めた一撃にエテモンは為す術なく消滅した。
フェイト「来て!!エテモンのデータ!!このD-3で浄化します!!」
エテモンのデータがD-3に吸収されると、ディスプレイにデジタマが映る。
主の消滅に呼応するかのように、ダークケーブルも消滅するが、暗黒の力が作り出したブラックホールにパイルドラモンとフェイト達も引っ張られた。
アリサ「大輔!!フェイト!!」
すずか「賢さん!!はやてちゃん!!」
パイルドラモン[くっ…!!]
ジョグレス体であるパイルドラモンの力を持ってしても引力に抗うことは出来なかった。
大輔『皆、心配するな!!必ず…必ず帰る!!』
フェイト「必ず帰るから!!」
パイルドラモンとフェイト達はブラックホールに飲み込
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