第五十一話 エテモンの過去
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ンの言葉にナノモンは、しばしの沈黙の後、小さく呟いたのである。
ナノモン[確かに、規定のサイズよりは小さいが、これは、スクラップにされたせいで、欠損が、出来たからでは、ないのか?]
ワームモン[試してみればいいよ。もし合わなかったら僕達を蜂の巣にするなり好きにしていいよ]
ナノモンが戸惑いがちに賢から差し出されたデータチップを受け取ると、罅割れの目立つカプセル状の頭部を開ける。
その隙をついて、ガジモン達が機械を弄り、すずかは拘束が解除される。
そして、ルナモンが落ちてくるのを受け止めたのだ。
さっぱり事情が分からないすずかは置いてきぼりである。
すずか「賢さん…」
賢「ごめん。助けに来るのが遅れたね」
すずか「いいんです。来てくれれば……ありがとうございます」
目を覚ましたルナモンと共に、すずかは事情を聴くことになる。
そしてカチリ、という音が響き、大輔達は目を輝かせるのである。
そこにいたのは、穏やかな表情になったナノモンだった。
そして、彼はすずかとルナモンに向かい、謝罪する。
ナノモン[……………すまなかった]
すずか「…いいの、謝ってくれれば……」
大輔「さてと…」
大輔は偽物のデータチップを握り潰すと、はやて達にメールを送信する。
“すずかの救出、完了”。
ナノモンからの指示を受けて、フェイト達を迎えに行く。
フェイト「大輔!!」
はやて「賢兄!!」
アリサ「すずか!!」
無事再会した子供達は喜びを噛み締める。
ルカ「よかった…無事だったんだね…」
ブイモン[だから言ったろ?大輔達なら大丈夫だって!!]
チビモン[フェイトとはやてとアリサね、スッゴく心配してたんだよ?]
フレイモン[メールが来なかったら直ぐにでもピラミッドに突撃しようと考えていたとこだったしな。]
ガブモンX[無事でよかったよ。なのはなんて“大輔さん達、大丈夫だよね?”って何度も言うんだよ?]
大輔「そっか…心配かけたな…ナノモンが話があるようだ。ついて来い」
大輔達に案内され、子供達はナノモンの研究室に向かう。
ナノモン[よく来てくれた選ばれし子供達。ここは、私の原点だ。記憶を失ってもなお、ここを求めるのは当然なのかもしれない…]
賢「ここには、デジモンの酸素とも言える電気がある。明らかに人工的だからマシーンやサイボーグ型デジモンの始祖の生まれ故郷の一つなのかも」
ナノモン[その通りだ。流石は選ばれし子供と言ったところか。デジモンにとって電気は人間で言う酸素と同じだ]
ア
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