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リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
第五十一話 エテモンの過去
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使って力を引き出してやろうというのだ。]
すずか[っ…!!いくら完全なコピーでも、紋章の力を引き出せるはずない!!]
ナノモン[それはどうかな…]
ナノモンの手にはすずかのD-3と見たことがない紋章が握られていた。
すずか「私の紋章…?本当に持ってたんだ…」
ナノモン[私はかつてエテモンと闘い、過去の記憶を殆どを失ってしまった。失われた記憶はもう二度と戻らない。何故だか分かるか?教えてやろう。デジモンにはデジコアという心臓とも言うべき大事なものがある。エテモンはこともあろうに、その中にあるメモリチップという部分に罅を入れたのだ!!私は機械を修理する身だが、これだけは直すことは不可能なのだ!!メモリチップはデジモンにとって命なのだ!!それをあのデジモンは!!私は絶望した!!スクラップの状態から復活した時に、確認したから間違いないのだ。奴は私から全てを奪ったのだ私に出来るのはエテモンに復讐をすることだけだ。どんな手を使ってもな!!]
すずか「そんな…!!」
もし、このコピーが紋章を使うことが出来たら自分はどうすればいいのだろう?
そしたら、自分は必要とされなくなるのではないか?
誰も頼りに、必要とされなくなるのではないか?
賢に…捨てられるのではないか…?
すずか「(嫌、嫌…そんなの嫌あああっ!!!!)」
すずかは必死に心の中で叫ぶのだ。
すずか「(私は此処にいるの!!誰か、誰か、助けて!!)」
すずかが必死に心の中で助けを求めた。
その時である。
ナノモンしか知らないはずの扉が、認証システムとロックをくぐりぬけて開いたのは。
ナノモン[誰だ!!?]
すずかも顔を上げる。そこにいたのは。
すずか「賢さん!!大輔さん!!ワームモン!!」
大輔「やっと辿り着いた…仕掛けをかわしながらだから異様に時間がかかったぜ…」
賢「ナノモン、そこまでだ。君の記憶を取り戻すことが出来る。ここに君のデータチップがあるんだ。」
賢がナノモンに見せるのはスクラップ場で回収したデータチップ。
ナノモン[何、だ、と?貴様、ふざけるのもいい加減にしろっ!!]
大輔「ふざけてない。スクラップ場を大人数で探し回ってやっと見つけたんだ。ワームモンのお墨付きだ」
ナノモン[嘘を言うなっ!!私のメモリチップは確かにあるのだ!!罅割れたメモリチップがなっ!!]
ワームモン[…ねえ]
ナノモンの叫びにワームモンが今まで気にかかっていたことを聞く。
ワームモン[その頭部のデータチップ…破壊されたとしても規格が違いすぎない?ガジモンが言ってたんだ。君をスクラップにした時、エテモンが記憶が戻らないようにってデータチップを抜いて、隠したんだって。でも君には罅割れたデータチップがあるんでしょ?それ、エテモンが、君を騙すために入れてる奴だよ。多分ね]
ワームモ
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