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リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
第五十一話 エテモンの過去
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ワームモン[デビモンと同じだね。デビモンは悪いデジモンだっていうのは変わらないけど、オーガモンみたいに好戦的じゃないから、自分のテリトリーにさえ入らなきゃ、全然怖いデジモンじゃないんだよ]
[デビモンって何だ?]
大輔「俺達がファイル島から来たのは知ってるよな?ファイル島で戦ったデジモンなんだよ。いきなり攻撃してきやがったんだ。んで、今はデジタマの状態なんだけどな…所々おかしいけど」
D-3のディスプレイに映るのは、所々欠けているデジタマ。
少しずつ少しずつ、デジタマの形になってきている。
[……エテモン様と一緒だな。元々容赦ないとこはあったけど、ナノモン様までスクラップにするとことか、そっくりだ]
大輔「何でナノモンに様付けなんだ?」
[そりゃあそうだろ。元々このピラミッドはナノモン様の物なんだ。ナノモン様は優秀な研究者であると同時に壊れた機械を修復する天才なんだ。だからサーバ大陸からは直してもらいたいって奴らがいっぱいいたんだよ。ナノモン様が行方不明になっちまったから、もう、誰も来ねえけどな。笑天門号だってナノモン様に作らせたってエテモン様言ってたけど、あの人機械音痴で、俺たちが必死でナノモン様んとこで勉強したから聞いてんだ。今だってお前ら追っかけてるモニターの操縦とか点検とかそういうの全部俺達がやってるからな。あの人のマイクとか全部作ったのナノモン様なんだ。エテモン様のコンサートってド派手好きな演出大好きだし、俺達も調子のっていろいろ好き放題やらかすから、必ずどっかしらなんかぶっ壊れるんだ。毎回毎回ここ通ってたから、もう常連みたいなもんだった。そん時、毎回毎回喧嘩すんだぜ、エテモン様達。“いい加減にしろ、私はお前の専属技師じゃない、修理屋じゃない、他のデジモン達からの依頼もあるのに割り込むな”って怒るナノモン様と、“壊れないように作らないアンタが悪いんじゃないの、お詫びのしるしに誠意ってもん見せなさいよ”って無茶苦茶なクレームつけるエテモン様で大喧嘩だぜ。でもなんだかんだ言って毎回直してくれるって知ってるから、俺達笑門号ここに止めるんだけどな…いや、止めてたんだけどな…]
大輔「ガジモン…」
[今は何とか俺達でやってるけど、ナノモン様がいなくなってから、コンサートも小規模な奴しか出来ないから、エテモン様イライラがたまってて、俺達によく当たるんだよ。俺達はナノモン様みたいに上手く出来ないから限界あるんだよ。でもあの人分かってくれないんだ。おかしくなっちまってんのは分かってんだ。でも、どうしようもないんだよ、何でおかしくなってんのか、分かんねえから]
ワームモン[……僕達は何をすればいいの?]
[ナノモン様を元に戻して欲しいんだ。このままじゃエテモン様もナノモン様も、本当にダークエリア行きになっちまう。おかしくなる前のエテモン様に戻
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