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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico7恋する乙女の道は恋する乙女
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なぁ、みたいな?」
「えっと・・・。男子女子関係なくもっとみんなと仲良くしたいし、嫌われたくもない・・・けど。でも・・・亮介君とは物心つく前から一緒だったから、亮介君には嫌われたくないかも」
来た、来た来た来た。希望の光が見えた。ルシル君の推測通り、少なくとも武塔君を特別視してるのは確かや。刀梅ちゃんの胸の奥に眠る思いは確認できた。なら後は、その特別な思いを想いにするための作戦が必要になってくる。
どんな作戦を立てるかシャルちゃんと相談しようとした時にチャイムが鳴って、「はーい。みんな座ってー!」担任の矢川先生がやって来た。そうゆうわけで一旦解散や。
†††Sideはやて⇒イリス†††
出席確認・健康観察・今日の予定の知らせを行うホームルーム、そして1時限目の算数(前知識にあった通りすんごい楽勝だった)を終えて、本日最初の休み時間。時間にして10分。わたしは早速「刀梅〜! ちょっと時間ちょーだーい♪」机に教科書やノートをしまい込んでた刀梅に声を掛ける。
「さっきの続き? うん、いいよ」
話を再開する前におさらい。刀梅の恋愛感覚がとんでもなく未発達だっていうのは判った。恋に恋することも未経験な刀梅。それでも武塔君を大切な存在だとは思ってる。ま、先にクラスメートから聴いてた通り弟感覚だろうけど。弟から好きな人へとシフトチェンジさせてあげれば両想いになって、晴れてミッションクリア。
(はやてに想いを自覚させた時みたく、強制的に自覚させるのがベターかな〜)
ふと、武塔君がルシルと刀梅をチラッと横目で見ながら他の男子と一緒に、わたしとはやての席の側にある出入り口から廊下に出て行こうとしてた。ちょうど側に来てくれて、刀梅の視界にも入ってる今なら・・・。わたしの側を通り過ぎる際、武塔君にスッと足払いを掛ける。
「のわっ!?」「きゃあー」
わたしの足に蹴躓いた武塔君。前向きに転ぶより早く武塔君の身体の前にわたしの身体を入れる。すると当然、わたしは武塔君に押し倒される形になるわけで。こんなこと、もうこれっきりだよ。わたしを押し倒していいのはルシルだけなんだから。転倒時に衝撃を和らげるために、みんなに気付かれないように受け身を取る。
「あいたた・・・。うわっ、えっと、えっと!」
四つん這いになってわたしに覆い被さってる武塔君が顔を真っ赤にして大慌て。クロノみたくからかいがありそうな純情さ。やらないけどね。さーて。刀梅のリアクションはどうなのかな〜っと。チラッと見ると刀梅も顔を赤くして唇をわなわな震わせて、思考が追いついてないって感じ。そんなわたし達を見て女子は「キャー?」黄色い歓声を、男子は「何やってんだよー!」武塔君をからかう。
「いや、だって、誰かが・・・!」
「ちょっ、亮介君! 何してん
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