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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico7恋する乙女の道は恋する乙女
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ら、少しの間近付かんといてな』

『?? ああ、了解だ』

ルシル君がわたしらに向き直って小さく頷いた後、教室を出てったから『教室から出てかんでええよ!?』慌てて引き止めようとした。すると『外に用事があるから行くだけだよ。追い出したとか思わないように』ぷっと吹き出したって感じで返してくれた。嘘やないってことは声色で判るから、おトイレかな、って考える。

『・・・じゃあ、シャルちゃん』

『ヤー』

シャルちゃんと一緒に、教卓のところでお話ししてる女子グループに刀梅ちゃんと武塔君のことを訊こうってした時、「ごきげんよう、みなさん」咲耶ちゃんと、「おはよー」依姫ちゃんが教室に入って来た。2人はすぐにわたしとシャルちゃんに気付いて「ごきげんようですわ」「おはよ」挨拶してくれた。

「「おはよう!」」

わたしとシャルちゃんも挨拶を返して、「あ、そうや。委員長の2人なら・・・」去年もこのクラス全体を見て監督してた2人ならきっと、刀梅ちゃんと武塔君のことも何か気付いてるかな。そう思うて、「ちょう訊きたいことがあるんやけど、ええかな」刀梅ちゃんと武塔君について訊いてみることにした。

「――刀梅ちゃんと武塔君の関係・・・? 家が隣通しの幼馴染だったんじゃないっけ?」

「ええ、そうですわ」

「実際さ、武塔君って刀梅のこと・・・好きでしょ」

「バレバレよね〜」「周知ですわ」

クラスの女子の大半・男子の一部が武塔君の想いに気付いてるってことや。そやけど一番知っててほしい刀梅ちゃんは気付いてへん、と。漫画みたいやなぁ。本人が気付いてへんくて周りにバレバレやなんて。
とまぁ、教室隅でひそひそ話してたんやけど、気が付けば他の女子のみんなも集まり出して来て、「さっさと告白すればいいのにね」って意見や、「いやぁ、無理でしょ」とか、「八重さん、鈍いですし」とか、「そうそう。弟を見てる感じだし」みたいな悲観的な意見もチラホラ。

「えっと、纏めると・・・武塔君は刀梅ちゃんに片想い。それに気付いてるのは女子の大半・男子の一部。けど当の刀梅ちゃんは気付いてへん。しかも武塔君のことを弟として見てる・・・と」

「随分と難儀な恋ね・・・」

わたしとシャルちゃんは大きく溜息を吐いた。武塔君を1人の男の子として見てるんならまだ望みはあったけど、異性やなくて弟として見てるってゆうのは望み薄・・・みたいな。シャルちゃんが「ルシルの案、やっぱ没ね」肩を竦めてポツリと漏らした。

「ルシル君の案とはなんですの・・・?」

ルシル君の案について訊ねてきた咲耶ちゃんに、刀梅ちゃんと武塔君をくっ付けてしまおう作戦のことを伝える。すると、「幼馴染は恋人になるってセオリーは所詮フィクションだよね〜」途中参加の天音ちゃんがやれやれって肩を竦め
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