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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico7恋する乙女の道は恋する乙女
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なりに考えた行動予定を伝えると、「まずは状況把握からね。うん、情報収集は大事だよね」シャルちゃんがウキウキし始めた。
エレベーターが3階に到着。シャルちゃんに車椅子を押してもらって外に出て、ルシル君たちが来るまで接続塔と4年の教室が在る第2校舎の繋ぎ目で待つ。みんなが来るまでの間にわたしらの前を通り過ぎるクラスメートや他のクラスの子らと「おはよう!」挨拶を交わしてく。
「お待たせ、はやて、シャル」
ルシル君が駆け寄って来て、「ありがとう、シャル。代わろう」車椅子のグリップを握るためにわたしの後ろに回った。シャルちゃんは「なに? 今日は随分と素直というか何と言うか・・・」少し困惑しながらルシル君と交代、なのはちゃんの側に駆け寄った。
「これから君にも協力してもらうからな。ここで反感を買って敵に回ると厄介だし。それに、君に嫌われるのも嫌だしな」
「〜〜〜〜っ! ルシルがわたしにデレたぁぁぁ〜〜〜〜?」
唇を突き出した上でルシル君に抱きつこうとしたシャルちゃんやったけど、ルシル君は「だからって調子に乗るなよ?」シャルちゃんの顔をガシッと両手で鷲掴んで阻止。わたしも「人目のあるところでやったらアカンよ!」注意する。
「つまり2人っきりになれば、キスしてもい――あだっ?」
「馬鹿なこと言ってんじゃないわよ。周りを見なさい」
アリサちゃんのチョップがシャルちゃんの脳天を直撃。よっぽど効いたんか頭を押さえてしゃがみ込んだ。なのはちゃんが「魔力付加打撃はさすがにダメだよ、アリサちゃん・・・」シャルちゃんの頭を撫でながらアリサちゃんをやんわり責めた。
「これくらいの罰は必要よ。ねぇ? ルシル」
アリサちゃんがわたしらの周りに居る他の生徒を横目で見たからわたしらも見る。シャルちゃんの、キス発言を聞いた男子・女子関係なく興味津津って風にわたしらを見てた。ルシル君は溜息ひとつ吐いて、「仕方ないよな」アリサちゃんに同意。フェイトちゃんやアリシアちゃん、果てには「これからは気を付けようね、シャルちゃん」すずかちゃんまでもがこっち側に付いた。
「学習能力が無くてごめんなさーい」
素直なシャルちゃんからのごめんなさいでこの話は終わった。わたしらは「またね」手を振り合いながら、それぞれの教室に入った。2組の教室にはすでに何人かのクラスメートが居った。
「おはようや♪」
「おっはよーっ♪」
「おはよう」
わたし、シャルちゃん、ルシル君と続いて挨拶すると、「おはよう♪」クラスメートから挨拶返しを貰った。そんでわたしらは自分の席に鞄を置いて、「うん」シャルちゃんと頷き合う。目標は刀梅ちゃんと武塔君。そやけどまだ来てへん。そやから他の子らからも情報を得よう。
『ルシル君。ちょうガールズトークするか
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