暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico7恋する乙女の道は恋する乙女
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犯罪組織が買ったロストロギアでまた罪を犯す。最悪な循環。

(捕まえたいのは山々なんだけど、広域指名手配の次元犯罪者プライソンと同じようにリンドヴルムの首領もまた一切の個人情報が無いし、居所ももちろん不明)

そんな平和な登校風景に似つかわしくない会話が終わる頃には学校に到着していた。スクールバスを降りて、エントランスへ向かう。昇降口で靴から上履きに履き替えてると、「ふふ♪」鞄に目が行ってつい笑っちゃった。

「どうしたん? なんか面白いことあった?」

「思い出し笑いなんかして、気持ち悪いわよ」

「気持ち悪い言うな」

アリサの失礼発言にツッコみを返して、「お弁当よ、エイミィ力作の♪ わくわくしてるんだから♪」笑った理由を答える。お弁当なんて初めてって言っていいもん。余計にドキドキわくわくだよ。

「それじゃあ、今日は温かいし、お昼は屋上で食べようよ♪」

「いいわね」

「うん、賛成♪」

「お昼休みになったら2組に迎えに行くよ」

「おかずの交換とかしようよ♪」

今日から通常授業が始まって、お昼も学校で摂る。だからのお弁当なのだ。なのはからのお誘いの提案には1組メンバーのアリサ、すずか、フェイト、アリシアが諸手を上げて賛成したんだけど・・・。

「「「・・・・」」」

2組メンバーのわたしとはやてとルシルは即答できなかった。フェイトからの「どうしたの? 3人とも」って問いに、「悪いけど俺はパスだ」ルシルが先に答えた。もちろん納得できないアリサが「なんでよ」不満げにルシルを見た。

「いやさ、いま俺が陥っている問題、アリサも知っているだろ?」

「あ、ルシル君にやきもち焼いてる男の子が居るっていう・・・」

「ルシルも大変だね。せっかく出来た男友達だったのに」

なのはとフェイト、続いて「頑張ってね、仲直り。手伝えることがあれば遠慮なく言って」すずかがルシルに同情の目を向けた。ルシルは室内専用車椅子が置かれたスペースに歩み寄って、壁の手摺とホイールを繋ぐ鎖に付いた南京錠(鍵は先生から貰ってる)を外しながら、「ありがとう、すずか」すずかに微笑みを向けた。

「そういうわけだからさ。俺はパスな」

「おおきにな、ルシル君」

はやてを抱きかかえて室内用車椅子に乗せ換えたルシルは、今度ははやての乗って来た車椅子を室内用車椅子スペースに置いて、手摺とホイールを鎖で繋いで南京錠をかけた。

「ごめんなんやけど、わたしもルシル君のお手伝いしたいから今日は・・・」

はやても手を合わせてごめんなさい。ここでわたし1人が誘いを受けるわけにもいかなくて。だから「う、うぅ、ごめんなさい・・・」わたしも誘いを断ることにした。

「あー、泣かないでシャルちゃん。ほら、これからずっ
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