第四十九話 修業
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配することないッピ。向こうからは結界の中は見えないッピ]
ピッコロモンの言葉を信じて、一行は進み続けた。
ちなみに車内ではなかなか回復しきらないネットワークにエテモンが業を煮やしているのだが、そんなことは知る由もない。
そしてジャングルを抜けると、巨大な岩山がそびえ立っていた。
ピッコロモン[この上が私の家だッピ」
ユーノ「この上って……」
ユーノが上を見上げて呟く。
階段が延々と続く岩山のてっぺん近くに、いくつかの建物が僅かに見えた。
はやて「何やこれ…」
なのは「これを登るんですか!?」
信じがたい光景になのは達が口々に言う。
アリシア「何段あるのかなぁ?」
ルカ「…数えるだけ無駄だと思うよ」
アリシアの疑問をルカが軽くあしらう。
賢「仕方ない登ろう…」
賢が深い溜め息を吐きながら言う。
子供達も頷きながら足を動かした。
大輔「こ、これは…」
ガブモンX[何…これ…?]
数時間後、何とか登りきった子供達とデジモン達が見たものは…。
ピッコロモンの大きな銅像がどこからでも見えるという自己満足全開の構造をしている螺旋階段のような構造をした建物であった。
ピッコロモン[食事の用意も出来てるッピ」
フレイモン[うわあ、飯ーっ!!]
途端にフレイモンの瞳が輝いた。
ルカもギルモンも嬉しそうだ。
だが、ピッコロモンはそんなに甘くはなかった。
もっとも、今までも全く甘くはなかったが。
フレイモン[…なあ、飯は?]
建物の最上階の廊下に揃った一同の中から、疑問が湧き出る。
勿論フレイモンから。
ピッコロモン[その前に、次の修行だッピ]
フレイモン[そんなことだと思った…!!]
フレイモンはがっくりとうなだれた。
ピッコロモン[ルホルバロホルバソビカッピ!トルカラトルカルシタカッピ!!」
ピッコロモンが例の呪文を唱える。
すると今度は、どこからともなく水の入ったバケツと雑巾が出てきた。
ピッコロモン[全員でこの床を雑巾掛けだッピ]
アリサ「雑巾掛け…?」
アリサが反射的に返す。
なのは「ええ!?この廊下を全部!?」
アリシア「下の階もぉ!?」
なのはとアリシアが悲鳴をあげる。
すずか「そんなあ…」
子供達は一斉にピッコロモンにブーイングだ。
ピッコロモン[君達はスペシャルメニューだッピ。私と一緒に来るッピ]
ピッコロモ
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