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リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
第四十九話 修業
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太陽がギラギラと照りつける中、子供達は再び砂漠を歩き続けていた。
涼しい風が子供達の歩みを早くする。
大輔「今日はいい天気だな」
フェイト「うん、風が気持ちいいね」
普段からこうだといいのだが、そういうわけにもいかない。
大輔達は涼しいうちに砂漠を抜けようと足を早めた時。
するとかつてファイル島でも対峙したクワガーモンに酷似しているデジモンが襲いかかってきた。
フェイト「クワガーモン…?」
賢「違う…あれはオオクワモン、完全体だ!!」
アリサ「何ですって!?」
オオクワモンが子供達に向かって突進してくる。
大輔「デジメンタルアップ!!」
ブイモン[ブイモンアーマー進化!燃え上がる勇気!フレイドラモン!!]
フレイドラモンにアーマー進化して、オーバードライブを発動する。
フレイドラモン[ナックルファイア!!]
拳から放たれた豪火球だが、オオクワモンは見た目に似合わぬスピードでかわす。
アリシア「かわされた!!」
大輔「フレイドラモン!!」
フレイドラモン[ファイアロケット!!]
大きく跳躍して体当たりを繰り出す。
パワーアップ前よりも遥かに強力にはなったが、オオクワモンには当たらない。
どんなに攻撃を繰り出してもオオクワモンには当たらない。
このままでは制限時間が…と思っていると、フレイドラモンからオーラが掻き消え、フレイドラモンが膝を着いた。
チビモン[お兄ちゃん!!]
フレイドラモンが急いで顔を上げた時、オオクワモンは既に間近に来ていた。
?[ピットボム!!]
オオクワモンに着弾した小型爆弾は、放射線状ではなくオオクワモンの方だけに爆発を起こし、その巨体を塵も残さず消し去った。
何が起きたか分からず呆ける子供達を、ピンク色の小さなデジモンが横切った。
?[この未熟者ッ!!!!!]
新たな敵かそれとも自分達を助けてくれた恩人なのかと戸惑う子供達を見上げ、掌サイズの愛らしいデジモンはその甲高い声を張り上げた。
ニャロモン[あ…、あなたピッコロモンね!?]
ぽかんと口をあけたままのメンバーの中、その正体に気づいたニャロモンが歓喜の声を上げる。
そこに全く警戒の色はない。
ピッコロモン[うむ]
頷いたピッコロモンに、他のデジモンの警戒も次々とけていく。
信頼に足るデジモンらしい。
ピッコロモン[全く君達、選ばれし子供なんでしょ?それなのに頼りなさすぎだッピ、危なっかしくて見てられないッピ!!」
少々口うるさいようだが…。
ピッコロモン[そんな状態じゃあ、光る紋章も光らないッピ!!弛んでるッピ。努力が足りないッピ、根性がないッピ!!]
アリサ「ピッピッピッピッ、うるさい奴ね…」
アリシア「見た目は可愛いのに可愛くない…」
アリサとアリシアがボソッと呟いた。
ピッコロモン[よって君達、
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