暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
三話〜サーヴァント、その力は
[1/4]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
side ヴィータ


目の前の男。その実力は相当なものだった。
デバイスをただの槍として扱っているにもかかわらず、押されている。


「アイゼン!」
[ギガントフォーム!!]


なればこそ、状況を打開するため一撃必殺を狙う。


「避けれるってんなら避けてみろ!」


でも、あいつは避けなかった。代わりに槍を投擲してくる。
アイゼンの一振りで槍を吹き飛ばす。そこで気づいた。


(……囮か!)


あいつの槍には転送機能があったはず、それを踏まえた上であたしの攻撃を誘導し………


「わりぃな、俺の勝ちだ」


後ろから声がした。




side ランス


ヴィータの攻撃はなかなかに鋭い。が、まだまだってとこか。それにしても、だ。
これはアーチャーとの模擬戦でも思ったことだが、ステータスが低い。やはり魔力が足りていないようで、それがどうにも動きを鈍らせる。
本来のステータスならばもっと余裕を持って戦えるのだが、文句を言っても始まらない。
さて、そろそろおわらせるか。


「アイゼン!」
[ギガントフォーム!!]


どうやら向こうもその気みたいだ。持っていた槌がずいぶんとでかいハンマーに代わる。


「避けれるってんなら避けてみろ!」


避けるのも、受け止めるのも骨が折れそうだ。ならば軌道を限定させる。
レッドブランチをヴィータめがけて投擲する。
当然はじかれるがそれも想定内。後ろを取ることに成功した。
手元にレッドブランチを転送。


「わりぃな、俺の勝ちだ」


背中へ一閃。勝負はついた。




side シグナム


「どうした?かかってこないのかエミヤ?」
「なに、簡単な話だよ。私から仕掛けるメリットが全くないからな」
「そうか、ならば……剣の騎士シグナム、参る!」


一撃目の袈裟斬りは右手の白い剣に防がれる。そこから胴薙ぎ、逆袈裟、突きと連撃を入れるがすべて紙一重で防がれる。
やはりこの男は強い。が、妙な感じがするのだ。ランスといいエミヤといい戦闘中に感じる違和感……彼らは何かを封じられているような感じがする。気にはなるが今は戦いに集中する時だ。


「レヴァンティン!」
[シュランゲフォルム!]


シュランゲフォームによる死角からの攻撃を行う。と、エミヤはこちらの予想をはるかに上回る行動をとった。なんと、両手の剣をこちらへと投擲してきたのだ。
何とか刀身を手元へ戻し、防ぐ。体勢を戻そうとした時、奴は堂々とした声色で言い放つ。


()()の勝ちだ」


その言葉と共にオレンジと桃色の閃光が私を襲った。


「……くっ、さすがにこれは
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ