第3部 始祖の祈祷書
最終章 虚無
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あーもお!と叫んで、ルイズは操縦席から飛び出し、駆けだした。
ウルキオラの背中を追う。
デルフリンガーは、そんなルイズの後ろ姿を眺めて、大声で笑った。
「相棒を落とすのは、戦より大変だぞ!」
走りながらルイズは思った。
ウルキオラの背中を見つめていると、鼓動が速くなる。
頭の中が白くなる。
ヘンなの。
なによばか。
そんなにあの子がいいわけ?
そりゃ可愛いかもしれないわ。
お料理も得意だし、男の子はそういう子がいいんだってことも知ってるわ。
でも、私だって。
私だって……。
始祖の祈祷書も、虚無の系統も……、この瞬間はルイズの頭の中なら飛んでいた。
とにかく、走り出したら追いかけないと、置いてかれてしまう。
でも、それなら……、自分は追いかけ続けてやる。
どこまでも追いかけて……、振り向いた瞬間、思いっきり抱きついてやると、ルイズは思った。
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