暁 〜小説投稿サイト〜
とある3人のデート・ア・ライブ
第六章 颶風の巫女
第3話 それぞれのアピール
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
要などありません。夕弦は耶倶矢と違って魅力的ですから」

耶倶矢「何だとぉ!?」

「あれ?鳶一さん、お風呂に入らないの?」

折紙「……私にはやらねばならないことがある」

「そ、そう……がんばってね」

耶倶矢「ふ、ふん!我は士道にこれでもか!というまでアピールしたのだからな!」

夕弦「説明。そこまでしなくては夕弦に追いつけない耶倶矢はもう手遅れです」

耶倶矢「何だとおぉぉぉ!!」

いや、士道が手遅れだった。

今は何とか岩陰に隠れて身を隠しているが時間の問題だろう。

後ろには裸の女子生徒。自分が今いるのは岩淵。その下は一面に広がる海。

士道「(こうなったらーー!)」

彼がしたことは単純だった。

「あれ?今変な音しなかった?」

「え、どんな音?」

「ドボーン!っていう……プールに飛び込んだような音が……」

「気のせいじゃない?まさか風呂に飛び込む人なんているわけないし」

「それもそうだね」

その時、岩陰には士道の姿はなかった。


ーーーー
ーーー
ーー


〜上条side〜


夕弦が風呂に入るちょっと前。


上条「ーーが、全ての真実だ。嘘は言ってない」

夕弦「応答。そんなことがあったのですね」

と、夕弦が少し身体を丸めてその『石』の方をジー、と見つめている。

すると、その石に惹かれるように手が伸びていき、その石にちょんと触れた。

すると、『石』は呼応したかのようにピクンと跳ねた。

夕弦はその仕草に何かを感じ取りーー『石』を優しく包み込みながら上条の胸にコツンと頭を押し付けた。

上条「ちょっ!夕弦!?」

一瞬パニクるが、そう思ったのも束の間、夕弦の動作のすぐに理解した。

夕弦『質問。聞こえますか?』

それは、凜袮と会話をしている時の……頭に直接話しかけれらるような時と全く同じカンジだった。

上条『え……何で夕弦の声が……』

凜袮『あれ、この声って今目の前にいる……』

夕弦『歓喜。成功しました。何となくでやってみましたが、うまくいきました』

凜袮『……もしかして、私たちの″領域″に進入できたの……?』

上条『そんなことが……』

凜袮『これは大発見だよ。夕弦ちゃんすごい!』

夕弦『挨拶。初めまして、八舞夕弦といいます。あなたは?』

凜袮『私は園神凜袮!凜袮って呼んでね!』

夕弦『応答。よろしくお願いします。凜袮』


全く、夕弦は侮れないなぁ。


上条は夕弦の心地よい香りのする中で目を瞑り、しばらく3人での会話を楽しんでいた。



ーーーー
ーーー
ーー


士道帰還後。


上条「
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ