暁 〜小説投稿サイト〜
新妹魔王の契約者〜龍剣使いの神皇帝〜
1巻
新たな学園生活
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たか」

「ん?何で俺の名前を知っているんだ」

俺らの名前は始業式で知ったが、クラスメイトの名前とかはあとで知ったが滝川についてはほとんど知らない状態だった。

「それなら坂崎先生にもらったこれさ」

俺はポケットから一枚の紙を取り出して見せた。それは担任の坂崎が、少しでも早くクラスメイトに馴染めるように用意してくれた座席表のコピーだ。

「へー、さすが坂崎。気が利いているな、つー訳で飯に行くが弁当を持っているようだがどこで食うんだ?」

「どこでもいいが、一緒に食うか。俺の事は織斑で構わんよ、妹と同じ名字だが問題はない」

そう言うと屋上に上がった滝川だったが、ここは立ち入り禁止じゃなかったかなと思った。そんで俺と蒼太の弁当を開けると、指輪の中にいる朱音達の手作りだと知ると手を合せて食べ始めた。そんで色々と情報収集をしたがどうやら澪と柚希は二大お姉様ならぬ二大お姫様だそうで、澪姫と柚希姫と呼ばれているそうだ。今の所は大丈夫だがいつ全男子の敵になるかもしれないので、情報漏洩だけは気にしないとな。

「へえー、澪と柚希はそう言う風に呼ばれているのか」

「ん?澪姫と柚希姫をその言い方だと知っているのか?ウチの学校だと特に人気が高くて熱狂的なファンが大勢いるぐらいだ」

「ここだけの話だが、澪は俺の義妹で柚希は幼馴染だ。男の嫉妬というのは知っているのでな、ここだけの話だ」

「なるほどねぇー、通りで護衛者や教師達が警戒している訳か。それを知った他のクラスや上級生を敵にしたくないと言う事かもしれねえな」

澪と柚希のファンがいるなら、今まで問題が出たのかと聞いてみるとほいほいと出てきた。抜け駆けする連中がいたとしても、他の連中が黙ってられないそうだし女子も人気高い事も知っているそうだし、下手に嫌がらせしたら男子の非難の的になる。今の状態だと澪は、学校内にはある程度人の目を集める状態があるという事か。もし敵が学校内に紛れ込むリスクは高そうだが、一学期を過ごしてこれたから今があるのだろう。

「夏休み前に抜け駆けしようとした二年の男子が、数人の三年にシメられたって話ならあるからなあ・・・・そういう意味じゃ、お前が一番危なさそうだが心配はないみたいだな」

「ああ、例えそうなったとしても生徒の家庭崩壊させるくらいの権限を持っているほどだ。学園が誇る美少女二人とフラグ持ちなのかは知らんが、もしかしたら深雪もそう呼ばれるのも遅くなさそうだな」

「こっちも色々と楽しくなりそうだし、明日には深雪姫って呼ばれるかもしれないな。これからもよろしくな」

俺は主人公ではないにしろ、今の生活を楽しまないといけない事で弁当を食べた俺らだったが、チャイムも鳴りそうだったので食べた後にソッコー教室に戻ったらギリギリセーフだっ
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