暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
幕引き〜
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あんたも個人の憎しみで動いてた訳か」

「・・・そうだな。しかし手段は選んではいられぬのだ。星の記憶という絶対的な道を破壊するためにはな」

知也にそう返したヴァンに・・・ジェイドは自身の眼鏡を指で回しながら言う。

「あなたのような賢明な方が不思議なものですね。人も星もいずれは消滅する。星の記憶があろうとなかろうと、それだけは決まっているのです。あなたの言う絶対的な道があったとして、それでも、消滅に至る道は人に選択権が与えられているのだと思いますよ」

「あなたらしい考え方だ、死霊使い。そう、いずれ全ての命は消滅する。早いか遅いかの差だ。だが星の記憶はそれを早くに設定している。私はあなたのように、早くに滅びることを良しとはしない」

「でも総長は被験者を星の記憶以上に早く滅ぼそうとしています。総長は預言を憎みすぎて、誰よりも預言に縛られているんです!」

「フ・・・或いはそうかもしれぬな。私も、いや私もお前達も預言という得体の知れない未来に縛られている」

「・・・だが、少なくとも俺はこの世界に・・・星の記憶には存在していない」

「確かに・・・だが、サキ・オスローという人間はこの世界に詠まれていた。そしてお前は今、預言通りに死を迎えるのだ」

ルークがローレライの宝珠を取り出す。

「俺達は未来が選べると信じている」


「私は未来が定められていると知っている。・・・やはり・・・互いに相容れぬようだな」

ヴァンが剣を引き抜く。

「剣を抜け。まとめて相手をしてやろう」

「ヴァン・・・覚悟!!」

ルークが宝珠と剣を融合させ、ローレライの鍵を作り出す。


「リパル、いいな!」

『覚悟は決まったッス!』

方天画戟を振り回し、構える。

「デヤァァァ!」

横薙ぎに方天画戟を払う。

ガキャアン!

「中々いい一撃だ」

それをヴァンは容易く受け止める。

「ガイ!」

「ああ!」

「アニスちゃんも!」

四人で囲み、攻撃するが・・・

「甘い!守護氷槍陣!!」

『うわぁぁぁ!?』

ヴァンの広範囲攻撃に吹き飛ばされ、陣形が崩れる。

「操影術!・・・行きますよ黒羽さん!」

「頼む!」

影が黒羽を掴み、勢いをつけて黒羽を投げ飛ばす。

「カートリッジロード!・・・おおおお!」

刃に雷を纏わせ、ヴァンに突撃する。・・・ヴァンはそれを弾き飛ばそうとするが、雷がヴァンの足止めをする。

「そこ!」

黒羽が刀を突きだした瞬間、ヴァンはニヤリと笑う。


「その音素を利用させてもらおう。襲爪雷斬!」

ズバババッ!

「ぐあああ!」

黒羽がそのまま吹き飛ばされる。

「狙い撃
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