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俺が愛した幻想郷
俺は愛せる? 幻想郷...
俺の名前は八雲琥珀だっ!
第十二話 言葉遊び
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「ドラゴンフルーツ?」

「オムライス」

「オムライス?」

「オムッ.... ドラゴンフルーツ」

「オムフルーツ?」

「うん」

「ないよそんな物。あったとしても俺は知らない未知の食べ物だな」

「みかオムフルーツ」

「みかんが増えたな。増えても俺は知らないぞそんな食べ物」



■■■


食べ物で釣ろうとしたものの、結局また埒が明かなくなったのだ。ドラゴンフルーツで素直にわかったと言えば良かったが、あれはそんないろんなところに売ってる代物ではないし無理がある。遠慮するなとは言ったが、無理がある

「そこに団子屋らしき店があるからもうそこの団子でいいよな? ダメだったらみかん買って帰るぞ」

「みかりんいちれもめろすいももぶどオムフルーツ」

「帰るぞ」

「わぁー私お団子大好きー(棒)」

「還るぞ(還らせるぞ)」

「ホントに好きっ! 大好きですお団子っ!!」


■■■


みたらし団子いったくと言い張っている博麗ちゃんにはみたらしを三本ほど
別になんでも良かった俺は三色団子に餡子のせ団子

なんと言うかホントに江戸時代とかそんな感じのあれを感じて、置かれたお茶を啜る。八雲家で飲んだお茶とはまた違う、ちょっと苦味のあるお茶だ。和菓子の甘さに合わせているのだろう

最初のうちは嬉しそうにみたらしを頬張っていた博麗ちゃんだが... 二本目に到達したときにはなんとも言えない顔をしていた
飽きたのだな、みたらしの味に

「俺は今から五秒間そっぽ向いてるからな、自分の団子も君のみたらしも見てないからな、何がどこにどうあったかしらないからな」

そう言ってそっぽを向いた
どうぞ、交換してください、と

五秒が経ち、自分の団子を確認する

みたらし団子がポンと置いてあった
いや、一本の串に刺さっているみたらし団子が置いてあるのではなく
一つの玉だけ置いてあった

「ひっどいな...」

「えっ! 何があったんですかっ!?」

自分で振りかけたことだが... 流石にこれはちょっと....
まぁいいや
別になんでも良かったし

博麗ちゃんの笑顔が見れたから良しとしよう


機嫌が取れたから良しとしよう


■■■


団子を食べ終わり、お金を払って外に出た
団子って結構お金持ってかれるのな...
三分の一が減った気がする

「さて、果物って何処に売ってるよ」

「お任せあれ!」

お任せして大丈夫でしょうか?(二回目)


遠足気分で楽しそうに歩いている博麗ちゃんの後ろに着いて行く

「博麗ちゃんって幾つなんだ?」

不意に気になって聞いてみる

「んっと...十一歳
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