暁 〜小説投稿サイト〜
俺が愛した幻想郷
俺は愛せる? 幻想郷...
俺の名前は八雲琥珀だっ!
第十二話 言葉遊び
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ぞ?ま、まぁ... この子が勘違いしているだけかも知れない(アホの子だから)お姉ちゃんは凄い人なんだろう。良心なんだろう。そう思いたい



■■■


かなり歩いたと思う
何時間歩いたのか、と言う正確な答えは無いが感覚は全面的にかなり歩いたと答えている
雨にも負けず風にも負けず(雨も風もあったとは言っていない)
森?と言うかなんと言うか。木が生えてて芝生が生えてて度々ベンチが端に置いてあったりと。いつになっても終わりが見えなかったので博麗ちゃんに聞いて見たのだが『そのうち見えますよ。道は繋がってますよ〜』なんてキメ顔で言ったのだが... 道じゃないんだよな。ここ

ゲシゲシと自分の頭を掻きむしって呆れながら歩いていると、博麗ちゃんが騒ぎ出した

「見てください見てください(こよみ)さんっ!」

「なんだ、外でも見つけたか? いやその前に僕は暦じゃない、琥珀だ」

「失礼、かみました」

「違う、わざとd.... 目をキラキラさせて待っても言わないからな」

「かみまみた!」

「勝手に続けるなぁ!!」

ふんすふんすと鼻息を撒き散らして腕を組んでいる博麗ちゃんだが... 何も偉そうにするようなことは一つもしていないと言うことに気づいちゃいない。いや、気づけないのだろう。さぁみんなご一緒に"アホの子だから"

「それで、何があったんだ?」

「あっちです! あっちですよ!!」

勢い良く腕を伸ばして人差し指を奥に向けて言う
あっちじゃわからねぇよ。そうツッコミを入れようとしたときには既に突っ走って行ってしまった。ハグれてしまうのは嫌なので、俺も走って追いかけた。子供だからとちょいと舐めていたが大分足が速い

元気だなぁ...



■■■


「おぉ...」

別に何も考えていなく、無意識に、そう口に出してしまったのだ。周りの光景に対しだ。本当に時代劇とか江戸時代を元にしたようなドラマとかの人里だった。特にそう言うのが好きってわけではないのだが... 目の前にしてみたら感動するものがあったのだ

「何をそんなにマジマジと見回して突っ立ってるんですか?」

「いや、なんか感動した」

なんでこんなので感動するんだ。とでも言いたげな顔で俺を覗き見る博麗ちゃん
俺が異世界人だと言うことに気づいていないのだろう。と言うか異世界人だと言うことを教えてしまって問題無いのだろうか? なんか怖いから黙っておこう

「俺はあんまりここら辺のこと詳しく無くてな。博麗ちゃんはどうだ、詳しいか? 詳しいなら案内して欲しいのだが」

「はいっ! 人里まで来ればもう大丈夫です。任せてくださいな」

「わぉ心強い!」

と、言うのは表越しであり。内心は心許無い

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