第一話 幼女で洋女で養女なの?
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。冷凍食品で彩られた愛情が感じられない冷たいお弁当ではなく、全て手作りの愛情たっぷりなお弁当。毎度ながら桃子さんに感謝感激感動です。きっとなのはも恭也も美由希も同じ気持ちでしょう。
「そして士郎は桃子さんに毎晩愛し合う中で感謝ついでに顔し――あいたっ」
「真昼間から何言おうとしてんのよ!」
続きを言う前に、何を言おうとしたのか察した真っ赤な顔のアリサに頭を叩かれて阻止されました。
ちなみに、なのはははてな顔ですが、すずかはアリサよりも真っ赤な顔です。
流石は海鳴市のエロクイーン。
「マセガキですね、アリサ」
「……いいから黙って食べてなさい」
殺意を込めて鋭く睨むアリサさん。
私はこれ以上頭を叩かれるのは嫌なので大人しく従う事にしました。
「将来かぁ……アリサちゃんとすずかちゃんはもう結構決まってるんだよね?」
楽しく会話を交えながら食事を続けて数分後。授業の事を思い出したのか、突然なのはがそんな事を言い出しました。
「うちはお父さんもお母さんも会社経営だし、いっぱい勉強して跡を継がなきゃ、くらいだけど」
「そして将来は逆玉の輿狙いの金の亡者かナヨナヨした御曹司とゴールイン」
「……嫌な事言うんじゃないわよ」
リアルにそれを想像してしまったのか怒るよりも先に落ち込むアリサ。
ちょっと予想外なリアクション。
「私は機械系が好きだから……はむっ……工学系で専門職がいいな、と思ってるんだけど」
「むむむ、すずかなら世界一の大人の玩具とか作るんでしょうね」
「つ、作らないよ、そんなのっ! なんであやめちゃんは私を事あるごとにえっちなキャラにしようとするのっ!?」
「何と無くです」
「なんとなくで人を辱めないで!」
真っ赤な顔でぶんぶんと首を振りながら否定するすずか。
大人の玩具が何だかわかるとは……。最近の小学生の知識恐るべし。
「にゃはは、ええーっと……うん、そっか。二人共すごいよね」
なのはは暗い表情なアリサと紅潮しているすずかに苦笑しつつ最後に纏める。
そんななのはの言葉を聞いて、アリサとすずかも復活しました。
「でも、なのはは喫茶『碧屋』の二代目じゃないの?」
「むむむ、何故私を差し置いてなの
はが二代目になるのですかアリサ。納得のいく説明をしてください」
「決まってるじゃない。アンタは将来ニートになりそうだからよ。普段から将来は贅沢三昧堕落三昧のニートになりたいって言ってるじゃない」
「働きたくないでござる、キリッ」
「ぶっ飛ばすわよ?」
「そんな事したら罰としてアリサには私をお嫁さんに貰ってもらいます」
「アタシの性別が男でも、アンタの性別が男でも、アタシはアンタだけは絶対の絶対に結婚相手に選ばないわ」
「…………ちょっと傷付きました」
玉の輿、もしくは逆玉の輿作戦失敗。
「にゃはは、仲良しさんだね
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