第二章 戦火の亡霊船
5話 西へ…(関門橋:源平編・上)
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間に視界を取り戻した僕は、ついに自分の目で状況を見据えることができた。
「これは気を引き締めて行かないとなぁ…」
紅白の旗を掲げた源平両軍は、その手に武士の証とも言える刀を持ってユラユラと近づいてくる。依然、船は水上で沈黙を保っているが、その甲板には弓を持った兵の姿も見える。
「私は避けるのに専念するから…攻撃はよろしくね。」
「まかせろ。」
自分の体力が心もとないことを理解している香織は、避けに専念することで集中力を使わないようにする。そして僕が敵の隙をついて一気に倒して行くと、そう言う訳だ。
パシン!
両手で両頬を叩き、勝負に挑む。
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