虫を叩いたら世界は救われるか検証してみた・結の章
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なんだこれ。今までの人生で迷作トップ10に入るくらいの変な作品になりました。
波の章は自然から人へ、雷の章は人から神へ、霊の章は神から原点へ、そして結の章で輪廻の輪が繋がるという構成になってます。
母(というかニャルラトホテプさん)がなんかすると未来で「ゼノクライシス」という多次元事象崩壊が起き、本来起きない筈の変化が発生します。それが欲界の第一世界を除く世界という感じ。本来三千世界は第一世界と本質的に違いはないのですが、第一世界であり得ない事が起きると基軸世界の均衡を保つために事象崩壊が別の世界へと飛ばされます。
飛ばされた世界はまた滅びというあり得ない筈の事象を別の世界へ――と連鎖的に埋まっていく。ニャル母はこれをひたすら繰り返すことで三千の世界以上に可能性を広げて仏の世界を破綻させようとしているのですが、ゼノクライシスを未来で起こすたびに息子が何らかの奇跡を連鎖的に繋げて平穏を取り戻してしまうというイタチごっこのせいで全く上手くいっていません。
息子は一応仏の力を持っているとありますが、この仏とは広義における救いの存在であり、仏教的な仏と必ずしもイコールではありません。なので別の視点からは救世主とか、聖人とか、そう言う存在としても認知が可能です。無論息子はそんな諸々の事実は一切知りません。
で、ニャル母は段々と自分が旧支配者であることを忘れつつあるというのが実は彼の起こす一番の奇跡な訳ですね。とまぁそんな感じです。読んでいただきありがとうございました。
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