第四十四話 新天地へ
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ゆらゆらと虹色に光るホログラム。
すずか「通信って…、どこからしてるんですか?」
ゲンナイ『このファイル島から遠く離れた海の向こう、サーバ大陸じゃ』
大輔、賢「「サーバ大陸…」」
なのは「それって大輔さんの先輩の人達が冒険した所だよね?」
ゲンナイ『ほう、つまりお主達が…』
ゲンナイの視線が大輔と賢に向く。
賢「どうやら僕達のことを知っていたようですね」
ゲンナイ『無論じゃ』
はやて「ゲンナイさんはいつからそこにいるんや?」
ゲンナイ『最初からじゃ。わしは最初からこの世界におる』
アリサ「…私達に何の用があるのよ?」
焦れたアリサがゲンナイに尋ねる。
ゲンナイ『おお、そうであった。サーバ大陸へ来て敵を倒してくれ。選ばれし子供達よ。選ばれし子供達なら出来るはずじゃ…』
大輔「何?」
子供達が目を見開いた。
それはそうだ。
今しがた強敵との死闘を終え、もう心身ともにぼろぼろなのだから。
すずか「こ……、来いと言われても場所が分からないんですが」
大輔「そこかよ!!」
ゲンナイ『あ、それもそうじゃのー』
大輔「爺…」
疲労のせいなのか微妙にずれたことを言い始めるすずか。
…なんだかもう寸劇のようだ。
ゲンナイ『今お前のパソコンに地図を送ってやるわい』
ふぉふぉ、とまた笑ってゲンナイは自らの髭を撫でる。
大輔「だけどどうするつもりだ?デビモンを倒すのも苦労したんだぜ?それなのにファイル島よりレベルが高いサーバ大陸をどうしろって言うんだ?」
タグはないが、紋章がある自分と賢はまだいい。
しかし紋章を持たないフェイト達を守りながらとなるときつい。
ゲンナイ『お前達のデジモンがもう一段階進化出来ればそれも可能になる』
もう一段階、完全体への進化。
チビモン[私達がもっと進化する…!?]
目を見開くチビモンにゲンナイは頷く。
ゲンナイ『その為にはこれが必要じゃ』
言うなりゲンナイの姿は消え、代わりに別の映像がふわりと浮かび上がった。
小さなプレートだ。
大輔「紋章…?」
ゲンナイ『ほう、知っておったか。ならば話は早いのう。お主らの世界ではタグに紋章を差し込んでいるようじゃが…』
映像に映るのはD-3のディスプレイに紋章が吸い込まれる映像だった。
大輔「D-3に紋章を…?」
ゲンナイ『かつては紋章をタグに差し込むことで完成するはずじゃった。だが、お主達が来たことにより、デジヴァイスの性能を大きく向上させることに成功し、D-3と紋章を1つにすることで紋章の力を引き出すことに成功したのじゃ』
大輔「紋章とデジヴァイスを1つに…」
ちなみにこれは太一達の紋章の欠点を解消した物でもある。
最初からデジヴァイスに紋章をぶち込むという前提で作っていれば、光の紋章がヴァンデモンに渡ることは無かったし、ア
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