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僕の周りには変わり種が多い
九校戦編
第16話 モノリス・コード
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ノリスがある位置と思われる方向とは斜め後方で、身の安全をたもっていてもらうのが達也の作戦だ。

さーてと、相手が侵入してきたのは1階か。問題は2人ということだが、相手が向かっている場所への最短ルートを土精に聞いて、その通りに動いて4階から2階まで降りていくと、相手は慎重にきているようで、1人が階段をようやくのぼりはじめたところだ。

ここで2階の階段から陰になるところで待つが、相手は4階へまっすぐのぼるか、それとも2階を探すのか。このサイオン光遮断エリア魔法は、起点をモノリスより6mばかりずらしているので、2階から、真下だと思われる付近で、モノリスを開く専用魔法を使用しても、届かないようになっているのと、結界魔法をはっているので、2重の安全装置になっている。さて相手は、どちらを選ぶかと思ったら、いったん2階を探るようだ。

1人がこちらに向かってきて、もう一人は階段を上り終わったところに控えているので、気を『小通連』の先端に集めて、30cmほど浮かばせた。土精がいるので、サイオンも今回は遮断してくれるから、相手に気づかれない。そのまま、こちらをのぞこうとしている気配に向かって、つっこみ、手を薙ぎ払ってから、胴体への逆けさというのが普通だろうが、ここは水平切り。この胴体への水平切りに裏気当をのように気も注ぎこんだ。

1人を倒して、残りの相手が、僕に移動魔法をかけてこようとしたので、縮地の2連で、壁の影に隠れる。縮地と名はついているが、片足の気を足元にためて、一機に水平方向へ移動する大陸系の技法だ。忍術にも似た技法はあるらしいが、どちらにしろ熟練者は80mぐらい飛べるが、問題は1直線というところだ。必要なのは、細かく曲がることなので、飛ぶ時の速さだけを利用して、細かく飛んで相手が予測する反応速度を上回るのが目的だったが、うまくいったようだ。

残った1人が上へ向かっていったので、まず、倒した1人の頭のヘルメットを脱がせて、この相手は競技行動が禁止させる。なので、モノリスのところにもどろうとしたところで、達也と幹比古の間で、「モノリスの位置を探ってくれ」とのやりとりが聞こえた。達也も相手のビルに到着したのだろう。

こちらは、自己加速術式を使って、4階までかけ上がる。今度は相手が待っているのがわかっているので、どの手で行こうかと考えて、相手の錯覚を利用することにした。ひっかかるにしろ、ひっかからないにしろ、損はしないだろう。

縮地の要領で飛び出して、壁を足場に再度縮地で、天井だが、そこにあるのは、何枚かある薄い天井板そこを踏み抜いた「パリン」という音が発生はしたが、その音が僕の耳に聞こえる前に、土精が土ぼこりなどで作った足場をもとに最初の壁とは反対の壁へと、今度は普通に飛んでそこで再度縮地による相手への後方からの接近。後ろからヘルメ
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