第四十三話 限界突破 オーバードライブ
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レザーウィン…]
ガーゴモン[ホワイトスタチュー!!]
ダルクモン[ラ・ピュセル!!]
光の力を宿した白い石像がデビモンの顔面に炸裂し、光を纏った剣閃がデビモンの腕を切り落とす。
デビモン[ぐっ!!何!?]
顔面に喰らい、腕を切り裂かれたデビモンは、激痛に表情を歪めたが、怨敵の姿を認識すると憤怒の表情を浮かべる。
デビモン[貴様、ダルクモン…!!ガーゴモンもか!!]
ダルクモン[デビモン…]
デビモンは憎しみを、ダルクモンは哀れみの表情を浮かべている。
すずか「天使…?」
アリシア「皆ーーーっ!!!!」
背後から聞こえたアリシアの声に振り向くと、こちらに駆け寄ってくるアリシアの姿があった。
フェイト「アリシア!!」
ユーノ「ということは、あのデジモンは…」
ユーノがダルクモンを見上げながら呟いた。
アリシア「皆、酷いよ。私を置いて先に行くなんて…!!」
息を荒くしながら言葉を紡ぐなのは。
賢「ごめん…」
賢は苦笑しながらアリシアに謝罪する。
フェイト「じゃあ、あれは?」
大輔「あれはガーゴモン。ブイモンが光のデジメンタルで進化した。デビモン相手ならガーゴモンが一番向いている」
ダルクモン[デビモン、あなたは私が倒します]
デビモン[ふん。貴様にそれが出来るのか?光の加護を失い、本来の力の半分も発揮出来なくなった貴様に?]
デビモンが光でも闇でもない中立の立場になった為に力の大半を失っているダルクモンを嘲笑う。
ダルクモン[アリシアとの誓いがある限り私は中立の道を歩みます。例え、光の加護を失い、力の大半を失おうとも]
デビモン[正気とは思えんな…!!気でも狂ったか!?]
ダルクモン[あなたには分からないでしょうね。暗黒の力に頼り、仲間との絆をゴミのように扱うあなたには]
デビモン[貴様…私を侮辱するか!!]
デビモンから凄まじい暗黒の力が吹き出るがダルクモンは微動だにしない。
アリシア「ダルクモン…」
ダルクモン[大丈夫、私は絶対に負けませんから]
ダルクモンがアリシアを安心させるように微笑む。
ダルクモン[私はアリシアと…アリシアの信じる物の為に戦います]
双剣を構えたダルクモンが、凛とした声で宣言した。
アリシア「うん!!ダルクモン頑張って!!負けないで!!」
パートナーの心からの力強い声援がD-3を通してダルクモンに力を与える。
それは中立の立場を選択したことで、失われてしまった力を補って有り余るものだった。
デビモン[馬鹿な…!?]
それを見たデビモンの顔が驚愕に染まる。
しかし黒い歯車を取り込み、強大な存在として立ちはだかるデビモンを倒すためには、まだまだ足りない。
ダルクモン[ガーゴモン]
ガーゴモン[?]
ダルクモン[少しだけ、時間を稼いで下さい]
ガーゴモン[
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