暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 異世界からの訪問者
無印編
1章
第6話  運命の出会いと再会 後編
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「先ほど遠くから見ていた限り、そこの人の子は無理矢理手伝わされたわけではないようだ…」

そう言うと男は黙ってしまい、しばらく間が空くと手をポンと叩いた。

「フム、ならばその役目は我が変わってやろう」
「「え!?」」
「無理矢理ではないにしても、その場の勢いということもある。その仕事は何かと危険が付きまとうだろう?我はそういうことには慣れている、それに我の目的はこの星の平穏だ。なんら不都合はあるまい?」
「それは……」

ユーノは何も言えなかった。男の言っていることは正しい。だが怪しい人物ということには変わりない。けれども男からは嫌な感じはしない、ユーノは黙って何も言わないでいると、

「嫌です、私は自分の意志でこの子の、ユーノ君を手伝いたいと思ったの。だから、私頑張ります!例えそれがどんなに危険なことでも」
「本当か?本当に死ぬかもしれないんだぞ。お前には死ぬ覚悟はあるのか?」
「死ぬ覚悟なんてありません。まだ、頭が混乱してて何が何だか分かってない状態だけど、私はユーノ君の手伝いがしたいんです」

なのはがそう言うと、男は「フッ」と笑いなのはたちに背を向け歩き出した。

「そうか、お前の気持ちは分かった。我も最低限の力は貸そう。さらばだ、異世界の住人と人の子よ」
「待って貴方の名前は?私は高町なのはと言います!」
「我に名などない、だがどうしても呼びたければジョーカーとでも呼ぶがいい。それから、この結界は後で解いておくから今すぐ家に戻れ、直径6kmのドーム型の結界だ、お前たちが今から家に戻り結界を解いてもいるのは家の中だ。安心しろ」

そう言ってジョーカーはどこかへ行ったのだった。

〜sid悟志〜

『にしてもなんですかあれは?』

俺は、他の住宅の屋根を飛び移りながら家に帰っているとイグニが喋りかけてきた。

「何がだ?」
『何がだ?じゃあないですよ??何ですかあの態度は!あのキザッポイ人は、私はマスターをそんな子に育てた覚えはありません!』
「育てられた覚えはないわ!あれ〜…その〜…あれだ、神様モードってやつだよ。ほら、こういうメリハリはキチンと付けなきゃいけないだろ?それにほら、バレたら本末転倒だろ?だから、ジョーカーはこういうキャラってことで」
『あ〜…はいはい、そうですね〜』

こいつ、適当にはぐらかしやがった。俺、こいつのマスターなのに…
そうこうしていると家に着いた。あれから10分くらいは経っていると思うし簡易時空世界(Under・the・World)を解いた。なのはの奴も家についている頃だろうから大丈夫だろう。
Under・the・Worldを解いた世界はとても静かだった。先ほどまで異世界から来た異物の所為で、一人の人間の少女が命がけで戦っていたなんて誰も知らな
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