後書き
[8]前話
「やりたいことをやった」
この作品はその一言に尽きます。読者様、エクシリア2ファンの皆様を置いてけぼりの大合奏。
ええ、自覚はしております。おりますがやりたいストーリーを貫けたので、作者だけは感無量と言わなければいけないでしょうから、声を大にして言ってみました。やりたいことをやった。
今作の構想は「メインキャラ組以外のエージェントって普段どうしてるんだろう?」というささやかな疑問から始まりました。
世界の存否を裏で担っているとはいえ、会社という組織員である以上は社会人。社会人なら社会ならではの煩わしさやら楽しさが付いてくるはず。
なので今回は「エージェント」を「会社員」として書くよう心得ました。
リーマンぽさ、出てましたかね?
分史対策エージェントは30人くらいいると原作で言及されています。その約30人はどんなドラマでエージェントをしてるのか。骸殻がある、というだけで激変の人生です(ルドガーとかリドウとか)。そんなものが30人近く居る。いやもう作者目ん玉剥きましたよマジで。
よって今作には「エージェントの誰もが主役になりえたんだ!」という主張を詰め込みました。
ええ考えましたとも。ちゃんとあるんですよ設定?
ユリウス、リドウ、オリ主を除いて27人分の名前、性別、時計の種類、骸殻レベル、固有武器、略歴を表にしたもの作っちゃいました(テヘペロ
さらに《レコード》になった過去の骸殻能力者の一覧も作りました(ドヤッ
何がしたいんだと言われると、モブにも人生や心があるんだと答えたい。
エージェントたちは因子化について知ってるんだろうか? 最期に自分がどうなるか知ってるんだろうか? カナンの地やオリジンの審判をどう思ってたんだろう? 精霊をどう思ってたんだろう?
ルドガーたちがああしてた時こうしてた時はどうしてたんだろう?
ルドガーたちが悩んだことを過去に悩んだりしたんじゃなかろうか?
毎日何を思って働いたんだろうか?
家族は、友人は、恋人は――妄想は留まる所を知りませんでした。
それらを描きたくて、TOX2の「舞台裏」を一物書きが無駄に真剣に悩んで出来上がったのが『クルスニク・オーケストラ』です。
どれか一人でも「このモブエージェントが気になる!」「あのモブエージェント好き!」と思ってくだされば作者のテーマは大成功と言えるでしょう。……モブなので容赦なく死人出ましたが。
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