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IS 〈インフィニット・ストラトス〉 〜運命の先へ〜
第16話 「在りし日の約束」
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お前の実力じゃ代表候補生を相手にして勝てる確率なんて0に等しいってのに。鈴が油断さえすれば話は別かもしれないが、それに頼ってるようじゃ半人前以下だ。・・・仕方ない。メニューを組み直そう。
「覚悟しておきなさいよ!ふんっ!」
そんな捨て台詞と残して、鈴は部屋を去っていった。ってか、やはり荷物はボストンバッグ一つか。しかもかなり小さめのものだ。フットワークが軽いというか、何というか・・・。
「おい、一夏。」
「さて、一夏。」
「な、何だよ、二人して?」
俺と箒がほぼ同時に一夏を呼ぶ。箒、大丈夫だ。言いたいことは間違いなく一緒だから、何も問題はない。深呼吸をして一言。
「「馬に蹴られて死ね。」」
「何でだよ!」
一夏のツッコミをガン無視して、俺は部屋を去る。さて、束さんにクラス対抗戦について報告しないと。その後は寝るまで将棋三昧だ。将棋といい都々逸といい、なんと素晴らしきかな、日本文化。
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