第97話 少年達は壁に立ち向かうようです
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ォォアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!
「きゃぁああああああああ!?」
「ひぇぇええええ!?な、なななな何!?テロ攻撃!?」
『と、闘技場より伝達!テロではありません!ノワール氏とラカン氏の技のぶつかり
合いです!』
「な、なんてデタラメです…!?」
闘技場周辺どころかオスティア王島全域に響く大爆発が断続的に轟き、闘技場の
魔法障壁を揺るがせ続ける。しかし、投げられただけの槍と絶えず射出される
気拳では持続力が違い、5秒ほどで槍が飛ばされた。
キギン!
「あら、やるわねぇ。」
「んな余裕かましてられんのかぁあああっ!らぁあ!!」
ゴウッ!!
「あるに決まってるじゃない。」
槍を迎撃した気拳は更に気を注がれ、衛星砲じみた光線はノワールを飲み込もうと
迫る。それを先程とは打って変わりつまらなそうな顔で右手をのろっと出し――
ガスッ!
「これで十分なんだから。」
「ハハッ、マジかよ……!」
精霊砲さえも超える威力の気拳を握り潰した。
流石のラカンもそれには苦笑いするしかなく、接近戦を仕掛けようとした所で
ネギがいない事に気付く。そしてその意図にも。
「ったく、とんだ弟子だな!いくぜぇぇえええ!!必・殺!」
カッ!
ビシ!ビシ!ビシィ!とポージングを決め、全身に気を巡らせる。
大の字から放たれる技は、まさかネタ技。
「『エターナル・ネギフィーバー』!!」
P o w ! !
「うぇええ〜、こう言うのホント勘弁して欲しいわぁ。」
ガガガガガガガガガガガガガ!
嫌そうな顔で魔法陣を展開し、人型ビームを自分になるべく近づかないように
防御する。最初の気拳より明らかに弱く、防御されるのは当たり前だった。
ノワールが気持ち悪がりながら違和感を覚え――迫る気配にその答えを悟った。
「ぬぅぅりゃぁああ!やれ、ネギ!!」
ドウッ!!
「ふぅん、私を強制的に盾代わりにするなんて……。」
「ハイ!」
ノワールの背後、防御している事で開いた光線の隙間からネギが『雷天大壮』のみの
状態で突撃してくる。だがそれを一瞥する事も無く、左手を伸ばし―――
「『来たれ』!!!」
Voruluolooooooooooooooooooooooooooo!!
「っ……!」
ザシュ!!
ネギの右手に充填された『雷の暴風』と『雷の投擲』の合わせ技が放たれると
踏んだ油断は、いきなり使われた一撃必殺の"太陽神猪"により崩される。
5割の威力で召喚されたヴリスラグナは『エターナル・ネギフィーバー』を防御する
物と同レベ
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