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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-2 1層攻略
Story2-5 ビーター
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だ。
その時、後ろから声が聞こえる。
「下がれ!オレが出る!!」
指揮をしていたディアベルが前へと出てきた。
「は!?」
シャオンは目を見開く。
Bossは通常の敵とは違い、最後にどんな隠しだまをもっているのかもわからない。
「ここはパーティ全員で包囲するのが普通のはずだろ……」
キリトもそう思っていた。
その時2人は見た。
ディアベルがこっちを見たのを………
ディアベルは、剣に力を込める。
最大の一撃で終わらせる為にソードスキルを溜めているのだ。
だが……
「! Bテストと違う!」
シャオンが目を見開いてBossを見た。
「あれは、タルワールじゃない、野太刀!」
キリトもその声で気づいた。
Bossが手にかけた武器、それは曲刀ではない。
このフロアではまず使用されることのない武器。
「おい!駄目だ!行くな!!」
シャオンは、すぐさま声をあげた。
だが、センチネルも待ってはくれない。
「邪魔すんなぁ!!」
高速で切り裂く。
「ディアベル!全力で後ろへ飛べぇ!!!!」
キリトが変わりに叫ぶが………
ガアァァァ!!!
跳躍し、凄まじい斬撃で上方からディアベルを切りつけた。
「ぐああああああっ!!!!!!!!」
その一撃は胴の部分を深く損傷させた。
「クソッ!」
それも三連撃、致命的な一撃だ。
「あれは、刀スキル・緋扇!くそっ!!」
「で、ディアベルはん!!」
まさかのリーダーが眼前で吹き飛ばされたのを見て皆が動揺する。
その隙をBossは逃さない。
怒り狂った表情でにらめつける。
ガアァァァ!!
『次はお前らだ』と言わんばかりに。
キリトも駆けつけた。
「ディアベル!」
彼のHPバーは減り続けている。
ダメージが遅延されているようだ。
「おい、なぜあんな馬鹿な真似をした!」
シャオンは直ぐに回復のポーションを取り出す。
「危険だ、キリト!お前のもくれ。2人で同時にやるぞ!」
HPがどんどん減って行くのがわかる。放置すれば、尽きてしまうのは目に見えていた。
「ああ!」
キリトも十分状況を理解していた。
2人は間髪いれずに飲ませ、HP0を防ごうとするが、ディアベルは拒否した。
「お前らも、わかるだろ、テスターだったら………」
「「!」」
この時、悟った。
目の前にいるこの男も……
「LAによる、レアアイテム狙い?お前もBテスター上がりだったのか?」
あの時、自分自身
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