四十話:授業参観〜その二〜
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それがこの世の真理だ。
「兵藤一誠君……やはり君とは相いれない存在のようだね」
スッと構えを取り、大量の魔力をあふれさせるサーゼクス・ルシファー。
「ソーナちゃんが世界一可愛いのは絶対なんだから!☆」
ステッキを振りかざし大量の魔力を一点に収束させるセラフォルー・レヴィアタン。
「誰が相手でもこれだけは譲る気はないにゃ!」
こちらは魔力とは違う何かしらの力を出し構えるカス猫。
その過程で豊かな胸が揺れて変態が歓声を上げているが無視する。
「カス共が……身の程を知れ!」
『Boost、Boost』
『赤龍帝の二丁拳銃』を構え倍加を始める俺。
今ここで誰の妹が一番可愛いかを証明してやる。覚悟しろ!
「ルシファーの名に懸けて勝利を掴み取ろう!!」
そう高らかに宣言するサーゼクス・ルシファー。
「見ていてねソーナちゃん! これがお姉ちゃんの全力全開!! スターライト・―――」
桃色の光がステッキに宿りはじめるセラフォルー・レヴィアタン。
「愛する白音に勝利を捧げるにゃ!!」
何やら愛の告白のような宣言をするカス猫。
「何人いようが所詮はカスだ。カッ消す!! 決別の―――」
銃を構え引き金を引こうとする俺。
「「「「いい加減にしてください!!!」」」」
「リアス!?」
「ソーナちゃん!?」
「白音!? 私だけ酷くない!?」
「クローム……」
兄の頭をこれでもかとばかりに叩くリアス・グレモリー。
同じように姉の頭を叩くソーナ・シトリー。
一切の加減もなく姉を蹴り飛ばす塔城小猫。
キュッと俺の服の裾を握ってやめてとアピールするクローム。
やっぱり、俺の妹が世界で一番可愛いな。
(ここまでやっておいてシスコンでないと言い張る相棒は頭がおかしい)
(撲殺、斬殺、刺殺、焼殺、毒殺、好きなのを選べ)
((((全部でお願いします!!!))))
(てめえらには聞いてねえよ!?)
結局その後、サーゼクス・ルシファー達カラス組は正座をして妹達に絞られていた。
因みに俺は罰として今度クロームの買い物に付き合う事になった。
やはり俺の妹は可愛い。
あ? 俺がシスコンだと言う奴は出てこい。灰に変えてやる。
〜おまけ〜
「これはなんだ?」
この前送られてきた胃薬、頭痛薬、秘伝の薬一年セットに入っていた飴の様な謎の薬を見る。
急いで持ってきたせいで胃薬の中に混ざっていたんだが……。
なんで俺は授業参観の日に持ってきてしまったんだ?
「イッセーちゃん。 何してるの〜?」
「セラフォルー・レヴィアタン……なぜまだ居る?」
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