第四十話 大好きという言葉
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海に潜って魚を捕るんだな」
ブイモン[ごめんなさい]
なっちゃん「私ね、ずっと一人だったの。大輔とブイモンが来るまで」
大輔「なっちゃん…」
ブイモン[………]
ずっと一人で生きてきた女の子に大輔はなんと言えばいいのか分からない。
なっちゃん「でもね、もう寂しくないよ。大輔に会えたんだもん」
大輔「そっか、だったらなっちゃん。俺とブイモンと一緒に行かないか?」
なっちゃん「一緒に?」
大輔「ああ、一緒なら俺がなっちゃんを守ってやれる。それにフェイト達と合流すればなっちゃんにもっともっと友達が出来る」
なっちゃん「もっともっと友達が出来るの?ホント?ホントにホント?」
大輔「うん」
まるで生まれたばかりの雛鳥のように、大輔にくっつくなっちゃんに、まるでアリシアと同じように妹が出来たようだと、頭を優しく撫でた。
なっちゃん「ねえ?フェイトってなあに?」
ブイモン[フェイトってのは大輔の彼女で、大輔の未来のお嫁さ…げぼおっ!!?]
余計なことを言うブイモンの横っ面に回し蹴りをお見舞いした大輔。
なっちゃん「大丈夫?」
ブイモン[な、何とか…]
なっちゃん「お嫁さんってなあに?」
大輔「え?」
ブイモン[お嫁さんってのは奥さんになる人で、ずっとお嫁さんになる人の傍にいるんだ]
なっちゃん「じゃあ、私もずっと一緒にいたいから大輔のお嫁さんになる!!」
大輔「えっ!!?」
大輔がなっちゃんの発言に目を見開いた時。
近くで轟音が轟いた。
大輔「何だ!!?」
外に出ると、空から巨大な鍵を持った天使型デジモンが、空から舞い降りた。
大輔「誰だお前?」
[我が名はクラヴィスエンジェモン。デジタルワールドの秩序を守る者。異端の存在である貴様を葬るために来た。]
クラヴィスエンジェモンの視線はなっちゃんに向けられていた。
大輔はなっちゃんを守るように立ち、ブイモンをフレイドラモンにアーマー進化させた。
フレイドラモン[あいつは俺が抑えてみせる。大輔達は少しでも遠くへ!!]
先手必勝とばかりにクラヴィスエンジェモンに迫るフレイドラモン。
しかしフレイドラモンは知らない。
クラヴィスエンジェモンは完全体どころかそれを超える究極体であることを。
クラヴィスエンジェモン[愚かな…ザ・キー!!]
鍵による一撃。
あまりの斬撃の早さにフレイドラモンは目を見開くが、何とか回避する。
フレイドラモン[(速い!!)ナックルファイアー!!]
火球がクラヴィスエンジェモンに炸裂する。
直撃
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