9話
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性に象徴される文明が存在し、それらにクリーチャー達は属している。火、水、自然、光、闇、そしてゼロの六種の文明である。
各文明には文明特有の特色があり、種族自体にも特色がある。
……結果から言おう。ドラグハートウェポンを扱う上でドラグナーである詩乃自身もドラグハートの影響を受けてクリーチャーの能力を得る事が出来た。それに伴い外見も変わる。
……偶然今回彼女が手にしたのは自然文明なのだが、外見イメージはALO版の猫シノンの色違いを想像して欲しい。
それを見た瞬間、四季が鼻血を噴出して倒れた。
心底幸せそうな顔で血の池に沈んでいる姿は……色々とコメントに困る絵柄であった。
「なんつーか、ホント予想を裏切らない奴だな、お前」
「否定はしない……ってか、出来ない」
鼻血を抑えながら立ち上がる四季と自分の状況を見て顔を真っ赤にしている詩乃さん。……そんな二人を呆れた目で見ているのはクロスと言った図だ。
「ところで、今日は無法龍は居ないのね」
「あー、キングならちょっと……堕天使のボスと会ってる」
「そう……って、ええ!?」
友達の家に遊びに行っているとでも言う様な感覚て告げられた言葉に驚きを露にするリアス。キングが堕天使と会っている等と言うのは悪魔側として無視できない情報だ。
「ど、どうして!?」
「いや、オレがキングに堕天使側に連絡するように頼んだら……慌てて招待を受けたらしい」
「連絡?」
「ああ」
そう言って空中に指を動かし五つの数字を描く。37564と。
その瞬間全てを悟ってしまった。……四季はまだ怒っているのだろう……詩乃がドーナシークに襲われた時の事を。
内心、洒落にならない相手から洒落にならないメッセージを送られた某堕天使の姿が目に浮かぶほどだった。
実際、行き成りの世界三位に認定されている相手からの徹底抗戦宣言に心底慌てて話し合いの申し込み。それは、多大なストレスを感じてくれたことだろう。
「それで、ジャッキーさんと『ブータン』と一緒に会談に行ったな」
『『ブータン』?』
急に出てきた新たな人物名に疑問の声を上げる一同。改めて詩乃にも紹介していないアウトレイジメンバーの中に含まれていると思い直す。
「ああ、ブータンって言うのは昔の呼び名らしい。今の名前は『UKパンク』。キングの第三携帯と互角に戦った実力者だ」
爽やかに言い切る四季だが、絶句して凍りつくリアス。更なる実力者が登場してしまったのだからそれも無理は無いだろう。そして、敵対勢力ながら同情してしまう……敵意むき出しのメッセージ送ってきた相手級の実力者が一人増えた状態で顔を向き合わせている事に。
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