第三十九話 堕天使の策略
[6/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
なみにデジタルワールドの1年は現実世界の約6時間」
ユーノ「へえ…」
ユーノが興味深そうに聞く。
大輔「皆、明日も早いんだ。もう寝た方がいい」
フェイト「うん。そうだね、お休み」
子供達は布団に包まると、目を閉じた。
デビモン[やはり子供だな…他愛もない]
広間に低く低く、静かに染みていく声。
あの天使の絵を裂いてデビモンがその姿を見せた。
その両隣には、レオモンとオーガモン。
そう、これは罠だったのだ。
デビモン[さぁ、やれ。今なら仕留められる]
オーガモン[一思いに叩き潰してくれるぜ]
レオモン[子供達…倒す]
レオモンとオーガモンが寝室に向かう。
大輔「…っ!!」
何かを感じた大輔は起き上がると声を上げた。
大輔「みんな起きろ!!何か来る!!」
全員【え!?】
全員が同時に飛び起きた。
それと同時にレオモンとオーガモンが寝室に入って来た。
そして…。
デビモン[大人しく眠っていればいいものを…]
なのは「デビモン!!?」
レオモンとオーガモンと共に現れたのは、デビモンだった。
デビモン[夢はもう失われた…]
賢「これは!?」
寝室に賢の声が響いた。
尤もそこは既に寝室とは言えそうもなかった。
立派な建物は朽ち果てた廃墟となり、壁は崩れ天井もない。
辛うじて支えられた2階部分に、真新しいベッドと子供達だけが残されていた。
ユーノ「くそ…完全に嵌められたか」
フェイト「チビモン、進化を!!」
チビモン[力が出ないの…あんなに食べたのに…]
デビモン[当然だな、食べ物も風呂も全て幻だったのだよ]
アリサ「何ですって!!?」
賢「どうして僕達を狙う?お前の目的はなんだ?」
デビモン[分かりきったことを…それは、お前達が“選ばれし子供達”だからだ。私にとってお前達は邪魔な存在なのだ。黒い歯車でこの世界を覆い尽くそうとしている私にとってはな…!!]
デビモンが両腕を掲げると、ベッドが浮き、島全体が揺れ始めた。
地面が割れ、その亀裂からファイル島が分断されていく。
デビモン[ファイル島はすでに黒い歯車で覆い尽くした…]
分断された小島は、ムゲンマウンテンを中心に八方へと散り散りに流され始めた。
デビモン[次は海の向こうの世界全てだ…]
大輔「何だと!?」
デビモン[お前達を始末してな!!]
レオモン[子供達…倒す…]
レオモンが子供達に襲い掛かる。
ブイモン[くそ!!]
ブイモンがレオモンに殴り掛かるが、かわされる。
レオモン[獣王拳
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ