第三十九話 堕天使の策略
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料理が所狭しと並べられていた。
賢「流石デジタルワールド…何でもありだな」
大輔「食って大丈夫なんだろうな…?」
ギルモン[美味え〜!!]
ギルモンが肉にかぶりついた。
大輔「おい?大丈夫か?」
チビモン[平気だよ?]
ツカイモン[何の問題も無いな]
料理を食べていたチビモンとツカイモンが答える。
1時間も経てば、テーブルの上には綺麗さっぱり洗ったように真っ白な皿が、何枚も残っているだけだった。
大輔「ふう…」
風呂に浸かりながら、溜め息を吐いた。
ユーノ「それにしても、風呂まであるとは至れり尽くせりですね」
フレイモン[何ならもっと熱くしてやろうか?]
ユーノ「全身全霊でお断りさせて頂きます」
拳に炎を纏わせるフレイモンにユーノはキッパリと断った。
ルカ「…熱い」
ボソッと呟いたルカの声は誰にも聞こえなかった。
大輔「まあ、とにかく」
大輔がニヤリと笑いながら切り出す。
大輔「こういう、男子しかいない所でしか出来ない話ってあるんじゃねぇか?」
その笑みはまっすぐ賢に向けられていた。
賢「え!?」
ユーノ「あ〜、それ僕も結構気になりますね」
ルカ「…何の話?」
大輔とユーノが笑いをこらえきれない中、1人話が飲み込めていないルカ。
大輔「鈍いなルカ。これは将来、相手が苦労するぜ…賢とはやての関係、気になんねえのか?」
ルカ「……関係?…友達じゃないの?」
賢に向けられる好奇の視線。
賢「なっ…はやては僕にとって妹のような存在で!!」
大輔「え〜?絶対にそれだけじゃねえだろ!?」
ユーノ「いつもはやての側にいますもんね」
ルカ「僕、昨日の夜、賢さんとすずかさんがくっつい…」
賢「わああぁ!ルカ、黙れ!!!」
ブイモン[黙れって…]
賢「だったら大輔はどうなんだ?」
大輔「ん?だって俺達はプレシア公認の仲だし♪」
話を逸らすこと叶わず、結局からかわれ続ける賢。
真っ赤になって見上げる賢に、大輔は勝ち誇ったように笑ってみせる。
賢「………っ!!!!」
しまったやられた。
あっさりと友達だと言っておけば!!
気付いた時にはもう遅い。
風呂を上がるまで(上がってもなお)賢はひたすらからかわれていた(ルカは相変わらず無表情)。
アリシア「ねえフェイト、大輔お兄ちゃんとどこまでいった!?」
フェイト「ええ!?どこまでって…」
すずか「大輔さんってかなり積極的そうだけど…」
女の子の栄養は恋愛なだけあって、追及の仕方も変化球無しのストレートだ。
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