第三十九話 堕天使の策略
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ト「こっちは…何とか」
大輔が周りを見ると、退化したデジモン達が倒れていた。
子供達はすぐにデジモンの元へ駆け寄った。
賢「ワームモン、オーガモン達は?」
ワームモン[分かんない。多分、崖崩れに巻き込まれたんじゃないかな?]
すずか「とりあえず、この子達を休ませなくちゃね…」
ユーノ「そうだね……僕達もかなり疲れているし」
どこかゆっくりと休めるところはないだろうか。
休憩所を探して、10人と10匹は歩き続ける。
デビモン[想像以上の力だ………]
遥か高みから、子供達を見下ろすデビモン。
その口元には小さく笑みが浮かんでいる。
デビモン[…だが、疲れている今なら倒すチャンスは充分にある]
びゅう、と、一陣の風。
それが通り過ぎた時にはもう、彼の姿はなかった。
ムゲンマウンテンを下山し終えた頃には夕方になっていた。
ブイモン[はあ…]
チビモン[お腹空いたよお…]
チビモンが腹部を摩りながら呟いた。
ギルモン[オラも腹減ったぞ…]
アリサ「…何処かに休めそうな場所は無いかしら?」
アリサが辺りを見回しながら言う。
アリシア「ねえ、あれ!!」
アリシアが指差した方向を見遣ると、全員が歓喜の表情を浮かべた。
洋館である、それも立派な。
子供達は洋館の中に入っていく。
賢「普通の建物だ。…みんな、今夜はここで休もう」
賢が見遣ると子供達は頷いた。
なのは「わあ、綺麗な絵!!」
なのはが、壁の突き当たりに飾ってある絵画に駆け寄る。
それは純白の羽根を持つ天使の絵。
アリサ「……今更野宿ってのもきついしね」
大輔「仕方ねえ…よな…」
プロットモン[……]
プロットモンは、天使の絵に深く惹きつけられていた。
何故かは分からないが、目を離せない。
コロナモン[ん?]
コロナモンの鼻が、何かを嗅ぎとる。
コロナモン[ご馳走の匂いがする!!]
ギルモン[何!?]
コロナモン[こっちだ!!]
全員、一目散に匂いのする方へ走っていく。
アリシア「…プロットモンどうしたの?」
ずっと絵に釘付けのプロットモンに疑問を持つアリシア。
プロットモン[何でもないわ。行きましょう]
プロットモンは大輔達が向かった方向に向かう。
その頭の隅には、先程の天使の絵がいつまでもちらついていた。
アリシア「うわぁ…♪」
扉を開くとそこには、想像以上に豪華な
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