暁 〜小説投稿サイト〜
リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
第三十八話 烈火の超闘士
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ように見えた。
賢「き、君は一体…?」
首筋を摩りながら、すずかに尋ねた。
すずか「…はい」
すずかから聞いた話だと月村すずかは普通の人間ではないらしい。
彼女の家は“夜の一族”…または“吸血鬼”と呼ばれるものだ。
とは言っても、ホラー小説や映画のように人を襲っては血を吸ったりせず、普段は輸血用血液パックを常飲しているらしい。
しかしデジタルワールドにそんな物があるわけないので、すずかは好意を抱く賢の血を頂いたというわけだ。
どういう原理か分からないが噛まれた痕もすぐに治っている。
賢「へえ…吸血鬼とはね…」
すずか「…意外と反応が薄いですね」
賢「あはは、僕は非常識には耐性がついてるからね。知り合いが吸血鬼でしたってくらいで驚いたりなんてしないよ」
すずか「…それじゃあもう少し…」
賢「…出来れば首じゃなくて腕にしてくれない?」
すずか「首筋の方が美味しいんです」
そう言ってすずかが口を首筋に近づけようとした瞬間。
?「賢兄〜…」
突如聞こえてきた、まるで地獄の底から響いてくるような声。
賢「っ!!は、はやて…」
賢が後ろを振り向くとどす黒いオーラを纏ったはやてだった。
はやて「賢兄…随分すずかちゃんと仲ええな〜〜…賢兄、すずかちゃんと付き合っとるんか?付き合っとるって言いたいんか?」
賢「え…?」
はやて「賢兄のアホオオオオッ!!!!」
賢「うわああああ!!!!」
賢がはやての誤解を解き、普段通りになるまでかなりの時間を要したのは言うまでもない。

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